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image dive (山崎 理+長藤 寛和)
やまざき おさむ(写真左)
グラフィックデザイナー/フォトグラファー
1971年千葉県生まれ。千葉大学教育学部卒業。有限会社イメージダイブ代表。
ながふじ かんわ(写真右)
グラフィックデザイナー
1974年福岡県生まれ。千葉工業大学工学部デザイン科卒業。
──早速お二人の創作の背景をお聞きしたいと思います。まず山崎さんは、特に影響を受けた写真家はいますか。
山崎:私の家は祖父の代からカメラが好きで、それでまあ、気がついたらカメラを持っていたと。写真雑誌なんかもいつもその辺に転がっていましたね。ですから何かの作品に影響されて始めたという感じではないです。
──いくつか作品を見て、マン・レイがお好きなのではないかと感じたんですが。
山崎:学生の頃、彼の作品展を見に行きましたね。新しい表現を追求した写真家です。私も写真というよりは絵画的な作り方をすると思うので、そういった意味では近いものがあるのかもしれません。
──Photoshopを使い始める前は、撮ったものを処理するということはなかったんですか。
山崎:暗室処理はたくさんやりましたね。その頃はほとんどそこに重点を置いてました。だから絵なんですね。ただ銀塩だと、どうしても限界がある。そういう時にPhotoshopに出会ったんです。
──画家では好きな人はいますか。
山崎:中学~高校はダリやアンディ・ウォーホールとか。大学くらいからは竹内栖鳳が好きでした。
──では長藤さんが、山崎さんの写真を最初に見た印象は?
長藤:いやあ、凄かったですよ。僕が写真の世界を知らなかったこともありますが。
山崎:お互いそうなんです。私も彼の作る「グラフィックデザイン」の世界はそれまで知らなかった。新鮮でした。
長藤:自分の大学の友人達にないものを彼は持っていたわけです。一緒に仕事をするのであれば、まったく畑の違う人と組んだ方が、刺激し合えるのかなと。
山崎:まったく違うわけでもないですが(笑)。
──ところで長藤さんのデザインは、すごく端正ですよね。影響を受けたデザイナーはどんな人でしょう。
長藤:あまり意識しないんですよ。中学生の頃は落書きでよくロゴを描いていたんですね(笑)。例えば自分の名前をモチーフにしたりして。そういうのからデザインに興味が出てきたんです。「端正」と言われても、いまいち自分ではよくわからないんですが(笑)、シンプルなものが好きではありますね。
──長藤さんが、初めてインターネットに触れたのはいつ頃ですか。
長藤:学生のときにパソコンを買ってから1年後…95年くらいかな。
──Flashに初めて触れたのはいつ頃ですか。
長藤:大学4年の頃にデザイン会社でアルバイトをしていて、そこの先輩が「フューチャースプラッシュ」と言う面白いソフトがあると教えてくれたんです。アプリケーションがダウンロードできたので、すぐサンプルを作ってその日のうちにハマりました。
山崎:僕にとってのPhotoshopの衝撃を、彼はフューチャースプラッシュで感じたんですよ。
──動きがエレガントですよね。
長藤:リズム感は大切にしようと思ってます。
──音楽は、どういうものが好きなんですか。
長藤:流行りのものからクラシックまで。テクノやジャズも聴きます。
山崎:私は坂本龍一が好きで、ずっと聴いています。
──『motion dive』はどういう経緯でやられたんですか。
長藤:あれは、我々がVJをやるっていう企画があったんです。
山崎:当時VJは、ビデオデッキを何台も積み上げてスイッチャーで切り替えるという手法でした。それをパソコンのアプリケーションで置き換えられないかという発想で開発が始まりました。
──インターフェイスを設計するときは、もちろんお二人で相談するんでしょうね。
山崎:ソフトの設計は二人だけではできないので、プログラマーも含めて綿密に詰めていきます。バージョン2のときはとても細かくやりましたね。
──その頃は、同時並行的にWebサイトのお仕事をしていたんですか。
山崎:『motion dive 2』 の開発がヤマを越えた頃、ちょうど映画ファイナルファンタジー(以下FF)の制作が始まりました。平日は映画の制作、休日は『motion dive』 。
長藤:映画はハワイで制作したんですが、部屋は真っ暗なんですよ。せっかくの景色なのに、仕事中は海も空も見えない(笑)。しかもマシンを冷やすためにクーラーがガンガンに利いていて、毛布を被って仕事してる人もいるくらい。
──FFの制作で特筆すべき点というと?
山崎:Flashを使ったことでしょうね。我々が担当したのはホログラフィー内部のアニメーションなんですが、2次元の文字やグラフの映像なので、Flashが適していたんです。書き出したムービーファイルを3Dの担当に渡して「アニメーションマッピング」する。
──苦労した点というのはありますか。
長藤:やはり映画の世界観に慣れるのに時間が掛かりました。半年間くらいは、しっくりOKが出るものが出来ませんでした。
──今のイメージダイブのサイトは、美しいだけでなく、機能的に優れたインターフェイスですよね。
長藤:操作していく上でのルール、つまり「これがボタンである」と認識させるための共通事項、それをできるだけ少なくしようと心がけています。ルールが増えるとユーザーが覚えなければならないことが増える。スポーツや遊びと同じです。より多くの人に使いやすいものであるためには、ルールが少ない方がいい。
──ビジュアルの美しさとインターフェイスのわかりやすさは、切り離せないということですか。
山崎:デザインをする上で一番大事なことは「目的は何か」です。弊社のサイトの場合、一番の目的は「見ていただく」ことですから、そのためのインターフェイスはなるべくわかりやすくなければならない。だったらメニューの文字をもっと大きくして日本語にした方がいいのです。今のメニューは決して見やすいとは言えません。見た目とのバランスをとりながら、可能な限り「融合」できるように考えています。
長藤:それはWebサイトに限らず、すべてにおいてそうですね。
──今後の展開について、何か温めているものはあれば教えて下さい。
山崎:こちらから企画を提案して発信するものをやりたいですね。
長藤:今までとは違うことは何でもやりたい。
──それはWebコンテンツですか。
長藤:いや、Webではないです。例えば、この部屋にあるもの全部をデザインしたい。
──インテリアもプロダクトも、インターフェイスデザインの側面がありますよね。
山崎:そうですね。使い易く、かつ美しいように。いつも同じ考えです。
| 1997 『image dive site』 | |||
| 1998 『motion dive 1.5』 | |||
| 1998 『Adam et Rope』 | |||
| 1998 『image dive extra』 | |||
| 1999 『Final Fantasy』 | |||
| 1999 『motion dive 2』 | |||
| 1999 『Adam et Rope』 | |||
| 2000 『Play Online.com』 | |||
| 2001 『Final Fantasy site』 | |||
| 2001 『Final Fantasy パンフレット』 | |||
| 2001 『motion dive 3』 | |||
| 2001 『Adam et Rope』 | |||
| 2002 『extride ロゴ/CI』 | |||
| 2002 『ZICUE site』 http://www.zicue.com | |||
| 2002 『Quniee site』 http://www.quniee.com | |||
| 2003 『新約聖剣伝説 site』 | |||
| tool | 長藤:KOKUYO Campus wide NOTEBOOK、 ワコム intuos4Dマウス、 PowerBook G4 12inch 山崎:Nikon F4S、 Nikon D100/ | ||
| artist | 長藤:なし 山崎:坂本龍一、 竹内栖鳳 |
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| resource | 二人とも特になし | ||
| others | 長藤:なし 山崎:車好き |
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