平成10年度[第2回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

マンガ部門

坂本龍馬
© Hiroshi Kurogane 1998
大賞

坂本龍馬

青年・一般マンガ(PHP研究所)

作者: 黒鉄 ヒロシ

(日本)

作者プロフィール

黒鉄ヒロシ

黒鉄 ヒロシ

1945年高知県生まれ。武蔵野美術大学中退。 1968年雑誌「漫画ストーリー」でデビュー。 1970年「漫画サンデー」連載のナンセンス漫画『ひみこ~っ』で人気を得る。 以後、「漫画アクション」に『結作物語』、 「ビックコミック」に『赤兵衛』を連載、いずれも長期連載となり『赤兵衛』は現在も続いている。 1997年『新撰組』で文藝春秋漫画賞を受賞。

受賞コメント

土佐に生まれてマンガを生業として選んだ私にとっては「龍馬さんを描く」作業は、幼児期に出されたままにやり残してきた宿題に手を付けるの感があった。龍馬さんはすでに各人の胸のうちに各様の像として結ばれているから、はたして私の描く龍馬像と重なってくれるだろうかとの懸念もあったが、徹底的に本人が楽しみながら描くことに決めた。楽しんだ結果に対してこのような賞をいただけて、喜びは二倍にふくらんで、次なる作品にとりかかるエネルギーとなります。

贈賞理由

歴史を漫画で描くことはそれほど新しい試みではないが、この作品はそれらとは全く違う。 恐らく、かなり膨大な資料を駆使して描いたと思うが、漫画という方法でしか表現出来ない作者独自の歴史観が強烈なメッセージとして伝わり、読み手を納得させる。 漫画の表現範囲と可能性が、また一段と広くなった。 そう感じさせる作品である。

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