平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

アニメーション部門

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
© 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日 2002
大賞

クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶ アッパレ!
戦国大合戦

映画

作者: 原 恵一

(日本)

作者プロフィール

原 恵一

1959年群馬県生まれ。 PR映画の制作会社を経て、シンエイ動画に入社。 テレビ『ドラえもん』の演出、『エスパー魔美』のチーフディレクターを担当の後、劇場映画『クレヨンしんちゃん暗黒タマタマ大追跡』(1997年)から映画クレヨンしんちゃんシリーズの脚本・監督、テレビ『クレヨンしんちゃん』の監督を務める。 他に『エスパー魔美/星空のダンシングドール』(1988年)『ドラミちゃん/アララ少年山賊団』(1991年)など。

受賞コメント

私は今回のクレヨンしんちゃんの映画で、かつて日本人がもっていたと思われる、誇りとか心の格好良さを何とか自分なりに再現したいと思いました。 そしてこの映画を作る中で、映画というものには大きな力があり、そして何かを賭けるに足る魅力がある、ということを実感しました。 クレヨンしんちゃんであっても、そんな力と魅力が少しでも入っていてほしいと思っていたので、受賞は本当に嬉しいです。 有り難うございました。

贈賞理由

原作のギャグマンガのキャラクターを生かしながら、『クレヨンしんちゃん』の長編アニメの連作は、優れた脚本と押さえの効いた演出により、子ども向きの作品として宣伝されながらも、おとなも十分に楽しめる内容と質の高さを保ってきた。 とりわけ昨年の『オトナ帝国の逆襲』は、時代への視点が見事な驚くべき秀作だったが、この『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』も、しみじみと味わい深い作品に仕上がっている。 子どもを活躍させながら、子どもの観客に媚びていないのがよく、そのていねいな仕事を高く評価したい。