平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

アニメーション部門

猫の恩返し
© 2002 猫乃手堂・TGNDHMT
優秀賞

猫の恩返し

映画

作者: 「猫の恩返し」製作委員会

(日本)

作者プロフィール

森田 宏幸(監督)

1964年福岡県生まれ。 大学卒業後アニメーターを目指して上京し、『陽あたり良好!』でデビュー。 フリーとなり『AKIRA』『魔女の宅急便』で動画を担当、『ルパン三世 バイバイリバティー危機一髪』『PERFECT BLUE』等で原画を担当し、『ゴールデンボーイ』で演出家デビュー。 その後『ホーホケキョ となりの山田くん』の原画に参加するためスタジオジブリへ。 そして今回、企画者・宮崎駿の指名により『猫の恩返し』で劇場作品の初監督を務めた。

受賞コメント

ありがとうございます。 スタッフ全員と一緒に喜びたいです。 映画館には私自身も何度か足を運びました。 子どもたちの反応がとてもよかったのは、私にとって思いがけないことで、とても嬉しかったです。 支持してくださったお客さん、ひとりひとりに、この場を借りて、お礼を言いたいと思います。(森田 宏幸)

贈賞理由

少女は自分なりの生き方を背伸びせず、肩肘をはらず、生きる。 それは、けして平凡ではなく、退屈でない。 日常を彩る幻想の非日常。途絶えていた小市民映画の良き後継者が、アニメーションとして現れた。 歴史的な大ヒット作の『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』の後でも、素直でてらいのない演出が物語にふさわしく、若々しく、みずみずしい。 また、『耳をすませば』のイメージを継承しつつも、少女の造形に森田監督の個性が表れている。