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| © 中国引揚げ漫画家の会 |
特別賞
中国からの引揚げ 少年たちの記憶
一コマ漫画
作者: 中国引揚げ漫画家の会
(日本)
中国引揚げ漫画家の会
戦後50年という節目を迎えた1995年。 中国からの引き揚げを体験した9人の漫画家(赤塚不二夫、ちばてつや、森田拳次、北見けんいち、古谷三敏、山内ジョージ、高井研一郎、横山孝雄)と、ライター・石子順が集まって「中国引き揚げ漫画家の会」を結成。 引き揚げ体験を描いた『ぼくの満州』(亜紀書房)を出版した。 2001年になり、山口太一、バロン吉本、林静一の3氏も加わり、オールカラーの保存版画集である受賞作品を出版した。
幼い頃に目の当たりにした戦争の記憶を本にして残したい。
手弁当で作ろうよ。
満州から引き揚げてきた漫画家仲間に呼びかけると、思いは皆同じで、あっという間に話がまとまった。
その上、採算度外視の救世主のような出版社が出現。十二人の記憶は『少年たちの記憶』となって一冊の本に収められることとなった。
そして実に嬉しい今回の特別賞。
この本を一人でも多くの人に見て貰いたいという我々の夢が叶う日もそう遠くはなさそうだ(森田拳次)
少年時代、中国(主に旧満州)で暮らし、戦後引揚げてきた漫画家たちが、60年近くを経たその体験の記憶を、心を込めて絵(漫画)に描き、文を添えた大著である。
子どもの心に深く刻まれることは必ずしも悲惨な事柄だけではない。
その事実にもあらためて気づかされる。
また、ほとんどの漫画家が明るい作品を描いていることを考え合わせるのも面白い。
同じ引揚げ組の石子順氏がまとめ、史実や資料によって、満州と引揚げをめぐる全体像を把握できるように配慮されている。
特別賞にまことにふさわしい、意義ある出版物である。






