
西郡 勲
1975年生まれ。文化学院高等部美術科在学中に、CGを駆使したVJを始める。卒業後はCGプロダクションに在籍、‘95MTV Station-IDコンテストグランプリ受賞をきっかけにMTV JAPAN入社。SIGGRAPH、PROMAX&BDA等多数受賞。2004年エジンバラ国際映画祭、世界最大のデジタル映像フェスティバル onedotzeroやResfestによる作品招待。現在はMV・CM等の映像作家として、クリエイティブプロダクションP.I.C.S.所属。
この作品は、ACIDMANが奏でる音楽性と世界観を感覚的に受け止めコラボレーションしました。前半ではスウィングする映像。後半は音に反応して展開させ、自分なりのCGアニメーションのもつ魅力を表現しました。ACIDMAN、僕の暗号みたいな説明を聞いてくれた米澤くん、伊藤さん、他スタッフの方々に本当に感謝しています。ありがとうございます!
プロモーションビデオに代表される、音楽に追従する映像は言い換えれば音楽に依存している傾向にある。映像が生まなければならないリズムやビートを音楽と符合させることのみに終始した、答え合わせのような映像になりがちである。ところが、この作品は主従の二元化で論じることがナンセンスに思える程に一体化している。あまりにも音楽的な映像、とでも言おうか。その筆致が力強いリズムを刻み、時として映像に合わせた音楽のように錯覚するほどだ。また、その表現は CG抜きでは語れないがCGさえあればできるものではない。絵画を立体に置き換えて表現するアプローチも決して目新しいわけではないが、そのアレンジ、セットアップは、一朝一夕では得られないセンスで裏打ちされて高い完成度を獲得している。肉体や体温すら感じさせる次元に達した表現に、正直、心震えた。
初めて「創作」を意識した時に、表現手法として使用した道具は何ですか?
鉛筆。それが絵の具になり色を付けはじめて、やがてパソコンになって動きはじめました。
それは何歳の時で、何を創作しましたか?
8歳ぐらい。マンガ家になりたかったけど、なぜか表紙ばかり描いてました。
今までの作品を通して、共通して持ち続けている理念やテーマは何ですか?
音楽と映像のコラボレーション。
音楽と映像を混ぜ合わせ化学反応を起こさせて、言葉ではなく“感じるもの”を意識して作っています。
「テクノロジーとの接点」を感じる時は? また、メディアアートとアートの共通点/相違点は?
電源を押してマウスを握り、画面を見ているだけでテクノロジーを感じます。ソフトやハードはどんどん進化していきますが、創作している僕にとってはあくまでも電源がついている道具です。“メディアアート”と既存の“アート”は、“アート”がついている時点で同じです。何を創ろうが、どこに出そうが、大事なのは観ている人との関係性や共感だと思っています。
現在使用している創作ツールは、自分の作品にどんな表現をもたらしましたか?
色と動きだけで感情を伝えることを可能にしてくれたと思います。
自身のテーマおよびメディアアートは、時代と共に変わっていくと思いますか?
時代が変わればモチーフや手段は変わると思いますが、根元的なテーマは変わりません。自分が意識していることは感覚の部分なので、人間である以上それは普遍的であると思っています。
最も得意とする表現方法は? また、作品が社会に与える影響はどうあると思いますか?
色。色が好きなので。
自分でも驚くほど嫌いな色がないです。社会に影響を与えているかは定かではありませんが、作品を創るときに1つ言えるのは、作品を観る人にとって、その一生から大切な時間をもらうことになるので、幸せだったり刺激があったりとか、作品を観ている時間が無駄にならないように意識して創っています。
座右の銘は?
「大事なものは目には見えない」
どんな時にインスピレーションを感じることが多いですか?
音楽を聴いているときです。
とくに歩いているとき。ピッタリくると歩くスピードが上がってしまうので、たまに街中で“プシュー”ってオーバーヒートします。
今後の活動展開についてのビジョンは?
音楽と共にありたいです。音楽といっても特定のジャンルではなく、すべての音楽と共にありたいです
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
・河口洋一郎
この人の作品を観たことが本格的にCGをはじめるきっかけになりました。見たこともない生物や色がうごめいているのを観て、「僕も見たこともない世界を創り出したい」と決意する瞬間の場を与えてくれたので。
・ニック・フィリップ
音楽を頭の中にインポートし、感じたままにグラフィックへとエクスポートできていた人だと思います。Tシャツやポスターの作品が多かったのですが、自分にはそれらが今でも勝手に動き、音楽を奏でているように見えています。
・VJ
僕のやっていたころは「VJ」という言葉はありませんでしたが、いろいろな経験をしました。DJの音楽と自分の映像が共鳴した瞬間、オーディエンスが反応して盛り上がったり、言葉にできない何かが音楽と映像にはあると勉強させられました。その経験は今でも役に立っていると思います。
・ACIDMAN
彼らの音楽があったからこそです。
この人の作品を観たことが本格的にCGをはじめるきっかけになりました。見たこともない生物や色がうごめいているのを観て、「僕も見たこともない世界を創り出したい」と決意する瞬間の場を与えてくれたので。
・ニック・フィリップ
音楽を頭の中にインポートし、感じたままにグラフィックへとエクスポートできていた人だと思います。Tシャツやポスターの作品が多かったのですが、自分にはそれらが今でも勝手に動き、音楽を奏でているように見えています。
・VJ
僕のやっていたころは「VJ」という言葉はありませんでしたが、いろいろな経験をしました。DJの音楽と自分の映像が共鳴した瞬間、オーディエンスが反応して盛り上がったり、言葉にできない何かが音楽と映像にはあると勉強させられました。その経験は今でも役に立っていると思います。
・ACIDMAN
彼らの音楽があったからこそです。
![平成16年度[第8回]文化庁メディア芸術祭 平成16年度[第8回]文化庁メディア芸術祭](/festival/images/no08.gif)
![平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品 平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品](/festival/images/h1_jusyousakuhin2004.gif)








