
平川 紀道
1982年7月12日生まれ。2001年多摩美術大学、情報デザイン学科に入学。デジタル環境ならではのアルゴリズミカルな表現に可能性を感じ、2002 年より、インスタレーションを制作している。現在、同科、メディア芸術研究室に所属。ほかに、SFC Digital Art Awards 2004 最優秀賞(インタラクティブ部門)受賞。
作品の構想は、2003年の12月3日、友達の家でたまたま手に取った地図帳からひらめいたアイデアを出発点にしています。さっそくその日のうちにスケッチを起こして制作に取りかかったものの、当時は受賞など想像もしていませんでした。毎年レベルの高くなる作品群の中で評価していただいたことは、今後の制作活動に対するモチベーションにつながりました。この機会に、多くの人に作品を鑑賞していただけたらと思います。
自作のインターフェイスにより「地球」を感覚的に探査していくことができるインスタレーションである。手のひらで水平と垂直の間を自在に操っていくと地球の裏側にまでも到達していく。私たちが知っている「丸い地球」は「足元に広がる大地」と一致していないという作家の「実感への疑問」から生まれたこの作品は、インタラクションの加速度と身体感覚が「実感」を伴って体験できる作品である。
初めて「創作」を意識した時に、表現手法として使用した道具は何ですか?
紙と鉛筆。
それは何歳の時で、何を創作しましたか?
5歳ぐらい? 父親が発注に使ったマークシートの裏紙などに落書きをしていました。
今までの作品を通して、共通して持ち続けている理念やテーマは何ですか?
自分の主観で描きすぎないこと。つまり特定のメッセージを持たせないこと。もしくは見る人に自由度を与えること。
「テクノロジーとの接点」を感じるときは? また、メディアアートとアートの共通点/相違点は?
作品が完成したとき。テクノロジー抜きで成立している、その作品の姿を想像できないから。相違点をあえてあげるなら、インタラクションの特性。いわゆるメディアアートのもつ、コンピュータの介入するインタラクションは動的であるがゆえに軽率にならない工夫が必要。
現在使用している創作ツールは、自分の作品にどんな表現をもたらしましたか?
匿名性。よりニュートラルな表現が可能になった。アルゴリズムを組みあげる作業は、そこで起きるできごとを変数によって抽象化する作業。そのさい、ニュートラルであることはとても都合がよい。
自身のテーマおよびメディアアートは、時代とともに変わっていくと思いますか?
変わると思います。自分の興味の対象が変わると思うから。
最も得意とする表現方法は? また、作品が社会に与える影響はどうあると思いますか?
インタラクションデザイン。初めのインパクトで人を惹きつけ、そして飽きさせないプログラム。作品ではメッセージ性はおさえてあるので、社会的影響力については予想できません。
座右の銘は?
「妥協しない」
どんなときにインスピレーションを感じることが多いですか?
制作中は引き出しがカラなのでダメです。むしろ作業がひと山越えて、自分の好きなものを見たり聴いたりしているとき。あとは田舎に帰ったとき。それと爆音。
今後の活動展開についてのビジョンは?
制作しているのが楽しいので、とりあえず制作を続けます。その後は、なるようになると思うので。
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
・三上晴子、四方幸子、市川創太
この三氏には大学で3年間お世話になっています。コンセプトの確立、作品のバックグラウンドとなるリサーチ、作品を成立させる方法論など、受けた影響は計りしれません。
・生まれ育った環境
子供のころ、少々危険なことも両親が止めずにやらせてくれたことなどが、今の自分ができあがった原因だと思います。
・友人
とくに“MF CRU”として動いている友人たちの影響は大きいと思います。ジャンルに関係なく「イイものはイイ」という価値観とか。
・柔道
中学・高校と柔道部で、それ以外は何もしませんでした。「妥協するな」というのは中学校の柔道部の顧問の先生の言葉。制作に限らず、影響を受けています。
この三氏には大学で3年間お世話になっています。コンセプトの確立、作品のバックグラウンドとなるリサーチ、作品を成立させる方法論など、受けた影響は計りしれません。
・生まれ育った環境
子供のころ、少々危険なことも両親が止めずにやらせてくれたことなどが、今の自分ができあがった原因だと思います。
・友人
とくに“MF CRU”として動いている友人たちの影響は大きいと思います。ジャンルに関係なく「イイものはイイ」という価値観とか。
・柔道
中学・高校と柔道部で、それ以外は何もしませんでした。「妥協するな」というのは中学校の柔道部の顧問の先生の言葉。制作に限らず、影響を受けています。
![平成16年度[第8回]文化庁メディア芸術祭 平成16年度[第8回]文化庁メディア芸術祭](/festival/images/no08.gif)
![平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品 平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品](/festival/images/h1_jusyousakuhin2004.gif)









