平成16年度[第8回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

マンガ部門

昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日
© 私の八月十五日の会
奨励賞

昭和二十年の絵手紙
私の八月十五日

その他

作者: 私の八月十五日の会

(日本)

作者プロフィール

私の八月十五日の会

私の八月十五日の会

2002(平成14)年、漫画家・作家の有志を中心として結成された任意団体。代表者は漫画家の森田拳次氏。現在、会員総勢111名。会の目的は、人類の幸福にかかわる普遍的なテーマを漫画など絵画的手法で表現することに主眼を置き、平和を希求するメッセージを、思想や政治的見地に寄りかからず、たえず発信し続けることにある。03年8月、04年8月、大田区民ホールにて「私の八月十五日展」開催。04年8月、保存画文集『私の八月十五日』刊行。

受賞コメント

「私の八月十五日の会」に参加している世代が、自分が目の当たりにした悲劇を、自分だけの表現で伝えうる最後の世代といえる。あの日の少年少女も、いつしか時とともに皆等しく老いた。この国では半世紀以上も戦火は訪れなかった。平和にすら倦んでしまう人間の勝手さもある。けれどもやはり、人が人を殺す現実に直面したくない。われわれの証言は、遺言である。いま遺しておかなければ、永遠に失われる最後の記憶である。願わくは、それぞれの物語に耳目をそばだて給え。

贈賞理由

この作品集はマンガ家たちの発案がもとになってでき上がったものだ。「昭和二十年八月十五日に、自分はどこにいてどうしていたか、あるいは何を思ったか、それを一人一枚の画にして展示会を開こう」と声をかけたのは、森田挙次氏をはじめとする「私の八月十五日の会」の幹事たちだった。この呼びかけに応じたメンバーはなんと111人にも達した。体験者もそうでない人も、皆それぞれの熱いメッセージをこめて描いた。展示会の評判もよく、ついに本としてまとめられたということだ。マンガ家が社会に対してできること、自分の発想で事を起こせることを示せた重みのある作品集だ。

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