
せきね ゆき
1977年、埼玉県川越市生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。会社員時代ウェブイラストの仕事にたずさわる。現在はフリーのイラストレーターとして児童書の挿絵などの分野で活動中。本作は初の絵本。
『晩夏』は私のはじめての絵本であり、はじめて作・絵ともに担当した完全オリジナル作品です。受賞のお知らせをいただいたとき、ああ、このまま歩いていってもいいのかな、と思えました。この物語を描く力をくれた人と風景に、感謝をこめて。いろいろ思いをめぐらせつつ読んでいただけたら、うれしいです。どうもありがとうございます。
作品の余白の広さに空気を感じる。そこに生じる空気の色、香り、すなわちそれぞれの読者の心象に湧き起こるイマジネーションを、余白が邪魔しないように配慮されている。作品のテーマである「大切なものとの別れ」に伴う不条理感の切なさ。ヒトが直面しなければならない普遍的な不条理感を、作者は「彼岸花」によって象徴させる。「彼岸花」と名づけられた花は固定した物語をもたされているが、作者には「だから―」と先に進んでほしい。先にもひろがるであろう余白のなかに、諦観を越えた強くてやさしい応援歌の景色を見てみたい。
初めて「創作」したのは何歳でしたか? またどんな道具を使って、どんなものを創作しましたか?
覚えておりません…。
現在使用している創作ツールはどのようなものですか? また、そのツールを選んだ理由をお書きください。
透明水彩、鉛筆、紙。とくに理由はありません。いちばんしっくりきた、ということでしょうか。
あなたが思い描く「夢の創作ツール」とは?
ツールというよりも、湯水のようにアイデアが浮かんでは形にできる心・技・体、があったらいいですね。でもそれがないからこそ、だと思います。
これまでの作品に共通するテーマはありますか? あるとしたら、そのテーマとはどういったものですか?
近くにあるもの。近すぎて見すごしてしまうようなもの。を、見ていたいと思います。
作品をつくるうえで最も苦労する部分、またはこだわる部分はどこですか?
描かないこと。描かずに伝えること。余白。
自分の作品が「メディア芸術」だと意識したことはありますか。また「メディア芸術」は既存の「芸術」と比べて、どんな違いがあると思いますか?
特にないです。メディア芸術というと、より大衆的なもの、他者との関係の中で成り立つもの、といった雰囲気がある気がします。すみませんよくわかっておりません。
アーティストとして、いつもどのような姿勢(スタンス、または観点)で作品を制作していますか?
日々をきちんと生きていたいです。起きてごはんを食べて仕事をして遊んで寝る。何かに対して何かを感じながら生きていたいです。アーティストというより、ひとりの人間として。
座右の銘は?
「期せずして待て、けれどあきらめるな」私なりのひとつの処世術?です。
どんなときにインスピレーションを感じることが多いですか?
散歩、ごはんを食べる、夢うつつ。
今後の活動展開について、どのようなビジョンを持っていますか?
先のことはわかりません。日々は変わっていくし私自身も変わっていくでしょう。けれど私にとって絵は、何かを失くしてもこれがあれば生きられる、というものであってほしいと思います。
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
・身近にあるいろいろ
良くも悪くも、これまで私に影響を与えこれからも与えていくもの。
・高野文子さんのマンガ
今さら私がいうまでもないですが、すくいとる力に圧倒されます。
・『青いパパイヤの香り』
ベトナムの映画です。淡々とした構成と、映像の美しさ。
良くも悪くも、これまで私に影響を与えこれからも与えていくもの。
・高野文子さんのマンガ
今さら私がいうまでもないですが、すくいとる力に圧倒されます。
・『青いパパイヤの香り』
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