平成18年度[第10回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

アニメーション部門

ピカピカ
© トーチカ
優秀賞

ピカピカ

短編

作者: モンノカヅエ+ナガタタケシ

(日本)

MOVIE

※動作環境に関してはこちら

作者プロフィール

モンノカヅエ
ナガタタケシ

モンノカヅエ+ナガタタケシ

1998年、京都造形芸術大学で共同制作活動を開始。
1999年、マルチメディアグランプリCG部門ベストジングル賞受賞。
2005年にトーチカを設立。
2006年、オタワ国際アニメーション映画祭特別賞受賞。特定非営利活動法人芸術と計画会議(C.A.P.)の会員。

受賞コメント

この作品は、さまざまな場所でさまざまな人とめぐり合い、光の落書きを描くプロジェクトから生まれたアニメーション作品です。絵に命を吹き込む驚きと喜びが人から人へとつながっていき、そのコミュニケーションが自然と作品を生み出しました。私たちは参加したみなさまに深く感謝するとともに、この賞を通じてさらに多くの人につくる喜びを広げていきます。

贈賞理由

アニメーションは個人の自己表現の場であるだけではなく、それが生成される感動を複数の人間が共有できるような場はないだろうか、という疑問に答えてくれたのがこの作品だ。複数の作家が同じ場に参加する作品は今までも存在するが、日本ではその系譜が途絶えている。生き生きとした光の残像を楽しむ参加者の感動がダイレクトに伝わってくる。散漫になりがちな参加型の表現を、作者は裏方となりアニメーションの強度をみごとにコントロールしている。可能性を果敢に広げようとしている行為に、これからの表現のヒントがあるはずだ。

11のQ&A

Q1
初めて「創作」したのは何歳でしたか? またどんな道具を使って、どんなものを創作しましたか?
A1
幼稚園のとき、お菓子の『おっとっと』の箱の中に手動横スクロール・シューティングゲームをつくりました。
Q2
現在使用している創作ツールはどのようなものですか? また、そのツールを選んだ理由をお書きください。
A2
一眼レフデジカメです。歴史ある銀塩カメラの技術を周到し、なおかつ現像という工程から開放されたことで、描いたその場で映像を楽しむ活動が生まれました。
Q3
あなたが思い描く「夢の創作ツール」とは?
A3
夢の創作ツールを試行錯誤して実現するのが、僕らの役目だと思っています。
今は簡単にだれでも『ピカピカ』が楽しめるキットですね。
Q4
これまでの作品に共通するテーマはありますか? あるとしたら、そのテーマとはどういったものですか?
A4
ハッピー・アクシデント(幸運な偶然の出来事 )
Q5
作品をつくるうえで最も苦労する部分、またはこだわる部分はどこですか?
A5
可能な限りシンプルに機材を構成することに苦労しています。
また良いモチベーションをフィルムにぶつけることにこだわっています。
Q6
自分の作品が「メディア芸術」だと意識したことはありますか。また「メディア芸術」は既存の「芸術」と比べて、どんな違いがあると思いますか?
A6
意識したことはありませんが、私たちにとって既存の芸術・表現手法は大きな財産です。
新しいメディアと既存の手法のハイブリッドに、面白いものを生み出す糸口を探しています。
Q7
アーティストとして、いつもどのような姿勢(スタンス、または観点)で作品を制作していますか?
A7
芸術とは人に活力をあたえるためにあるものだと思っています。
そして、私たちの活動を共有して、楽しさを伝染させることができれば、と思っています。
Q8
座右の銘は?
A8
温故知新。
Q9
どんなときにインスピレーションを感じることが多いですか?
A9
人やモノと“対話”をしているとき。
Q10
今後の活動展開について、どのようなビジョンを持っていますか?
A10
『ピカピカ』をもっと広く多くの人に楽しんでいただき、描いたイメージで世界中が対話できたら楽しいですね。
Q11
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
A11
NHK教育テレビの幼児向け工作番組『できるかな』(1967~1990)に出演していた『ノッポさん』。
いつも番組を見ては家にある材料をつかって、自分でつくっていました。

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