平成18年度[第10回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

エンターテインメント部門

日本再発見マップ
© 科学技術振興機構
優秀賞

日本再発見マップ

http://jvsc.jst.go.jp/live/map/

Web

作者: 「日本再発見マップ」
制作チーム代表
入道 隆行

(日本)

作者プロフィール

入道 隆行

入道 隆行
「日本再発見マップ」制作チーム代表

1968年福井県生まれ。千葉大学大学院で認知心理学を専攻。科学分野に関するWebサイトやテレビ番組の企画・ディレクションを多く手がける。デジタルコンテンツグランプリ最優秀賞ほか受賞多数。

受賞コメント

本作は、私たちがJSTバーチャル科学館のコンテンツとして企画制作した8作目のWebサイトです。日本列島の自然、地理、地質などに関する各種データが、触れるマップ上でインタラクティブに展開していきます。マウスを片手に意外な発見を楽しんでいただければ幸いです。制作の機会を与えていただいた科学技術振興機構の関係者のみなさんに深く感謝いたします。

贈賞理由

奥行きのある情報量と秀逸な情報デザインがこの作品の魅力だ。元になる情報はすべて味気ないデータだったはずだ。それをみごとに整理し、わかりやすく、美しく、飽きさせず、驚きも与えながら学習に導いていく。だがこの作品はコンテンツとして完結しており、ダイナミックなコンテンツ生成などネットを介してこそ可能となるウェブの特性はない。ユーザーのコミットメントを表現に反映させるリアクティブな概念を求めたい。

11のQ&A

Q1
初めて「創作」したのは何歳でしたか? またどんな道具を使って、どんなものを創作しましたか?
A1
段ボールの台にビー玉が転がる通り道を貼りつけた工作物。複雑なルートをビー玉が転がり落ちていく仕掛けに夢中になっていました。ハマってたのは10歳のころ。
Q2
現在使用している創作ツールはどのようなものですか? また、そのツールを選んだ理由をお書きください。
A2
Mac。15年以上の長いつきあいなので。
Q3
あなたが思い描く「夢の創作ツール」とは?
A3
マニュアル類を一切読まずに全ての機能が使いこなせてしまうソフト。
Q4
これまでの作品に共通するテーマはありますか? あるとしたら、そのテーマとはどういったものですか?
A4
サイエンスの驚きとおもしろさを伝えること。
Q5
作品をつくるうえで最も苦労する部分、またはこだわる部分はどこですか?
A5
苦労するのは、これしかないだろうと確信し、それ以外を捨てる過程。 こだわるのは、イメージする完成度に達するまでは可能な限り粘ること。
Q6
自分の作品が「メディア芸術」だと意識したことはありますか。また「メディア芸術」は既存の「芸術」と比べて、どんな違いがあると思いますか?
A6
意識したことはありません。この質問を読み、改めて受賞作を眺め、はじめて「メディア芸術」という括りをなんとなく理解しました。
Q7
アーティストとして、いつもどのような姿勢(スタンス、または観点)で作品を制作していますか?
A7
つくっているものを自分がどれだけ面白いと思えるか。
Q8
座右の銘は?
A8
特にありません。
Q9
どんなときにインスピレーションを感じることが多いですか?
A9
追い詰められたとき。電車に乗っているときや歩いているときなどの移動中。
Q10
今後の活動展開について、どのようなビジョンを持っていますか?
A10
やりたいことができる環境を自分でつくりだすことにも力を入れたいと思っています。
Q11
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
A11
・『コロ助の科学質問箱』(学研まんがひみつシリーズ)
小学生のころ、すり切れるほど読んだ科学マンガです。ぼくは、このマンガのせいで科学が好きになりました。

・『パワーズ・オブ・テン』
イームズ夫妻作のショートムービー。あまりのエレガントさに何度見ても目眩がします。いつかこのように、ひとつの変数ですべてを描ききる何かをつくってみたいです。書籍版パワーズ・オブ・テンもかなり好き。

・『Oh!生きもの』(マーロン・ホーグランド+バート・ドッドソン著)
生命の仕組みと進化のからくりをわかりやすく解説したイラストブック。約10年前、はじめてWebサイトをつくったときに資料の1冊として出合った本ですが、図版と文字で何かを説明するときのツボをかなり教えてくれました。

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