平成18年度[第10回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

マンガ部門

SHI RI TO RI
© Kazuko Chikuhama
奨励賞

SHI RI TO RI

自主制作

作者: 筑濱 カズコ
(構成:筑濱 健一 / 作画:筑濱 和子)

(日本)

作者プロフィール

筑濱 和子

筑濱 和子(作画)

1965年生まれ、大阪府出身。1988年「ガロ」で『マダムとスイマー』が入選。その後、『ボールペン』、『ウォッチ』を同誌で発表。

筑濱 健一

筑濱 健一(構成)

1963年生まれ。大阪府出身、関西大学社会学部卒。株式会社デヴューエンタープライズでイベントの企画・構成を担当。

受賞コメント

このたびは、大変名誉ある賞をいただきありがとうございます。ただ感謝感激です。「SHIRITORI」という言葉は日本語ですが、言葉の異なる海外の皆さんにも、「絵」で楽しんでいただけるような作品づくりをめざしました。このたびの受賞をきっかけに、多くの方々にのんびり読んでいただければ幸いです。

贈賞理由

なんといっても、生き生きとした線、すばらしい色彩感覚が突出している。「うまいですね~」「このまま一枚一枚ポスターにしたいくらいだ」という感想が口々に聞かれた。しかし一方で、「コママンガとしてのおもしろさは弱い」「コママンガにすることでかえって絵の魅力が生かしきれなくなっている」「この作家はもっと一枚絵の世界で自分を生かすべきでは?」という声も強かったことも書き添えておきたい。いずれにせよ、これだけ優れた絵の魅力をもった人なので、その魅力を最大限に生かす作品を仕上げてくれることを期待したい。

11のQ&A

Q1
初めて「創作」したのは何歳でしたか? またどんな道具を使って、どんなものを創作しましたか?
A1
筑濱 健一/たしか…、2歳か3歳のとき、風呂敷をマントにして、気持ちの中で空を飛び、走りまわっていました。
ですから、まぁ「自家用風呂敷飛行マント」です。小学校のときは、傘回しのように回していましたので「自家用傘ヘリ」へと進化しました。でも、本当の飛行機に乗るのは苦手です。
Q2
現在使用している創作ツールはどのようなものですか? また、そのツールを選んだ理由をお書きください。
A2
筑濱 健一/清書はパソコンですが、一番使いやすいのはコピー用紙とボールペンです。
きっと考える速度で使えるからだと思います。
Q3
あなたが思い描く「夢の創作ツール」とは?
A3
筑濱 健一/見かけは100円の水性ボールペンのような魔法の杖。打ち合わせのときなど、携帯に便利。
Q4
これまでの作品に共通するテーマはありますか? あるとしたら、そのテーマとはどういったものですか?
A4
筑濱 健一/子どもから大人まで楽しんでいただけるファミリーショー。
Q5
作品をつくるうえで最も苦労する部分、またはこだわる部分はどこですか?
A5
筑濱 健一/「間」です。
Q6
自分の作品が「メディア芸術」だと意識したことはありますか。また「メディア芸術」は既存の「芸術」と比べて、どんな違いがあると思いますか?
A6
筑濱 健一/意識しています。メディア芸術は、メディアがあるので、コミュニケーションを目的としていると思います。
Q7
アーティストとして、いつもどのような姿勢(スタンス、または観点)で作品を制作していますか?
A7
筑濱 健一/…正直申し上げますと、ついウケることをねらっています。「笑い」がないところは、落ち着きません。
Q8
座右の銘は?
A8
筑濱 健一/なるようになれ!
Q9
どんなときにインスピレーションを感じることが多いですか?
A9
筑濱 健一/だいたい睡眠から目覚める前です。あとは、シャワーで頭を洗うときです。
Q10
今後の活動展開について、どのようなビジョンを持っていますか?
A10
筑濱 健一/バカバカしくて、お腹から笑えるキャラが活躍する作品をたくさんつくりたいです。
イベントの企画で「ボツ」になった面白いネタが、たくさんあるので!
Q11
あなたが影響を受けたモノ、ひとは?
A11
筑濱 健一/手塚治虫と1970年の日本万国博覧会と奈良ドリームランドと聖書。「夢と未来と希望」を教えていただきました。

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