平成18年度[第10回]文化庁メディア芸術祭
上映レポート

アート、エンターテインメント、アニメーションの多彩な映像作品を上映。今年度の「文化庁メディア芸術祭」で選ばれた各部門の映像作品をはじめ、「学生CGコンテスト」動画部門の優秀作品や、海外のメディアアートフェスティバルの映像作品、功労賞の大工原氏が手がけた作品など多数の作品を1階ホールで上映しました。

「学生CGコンテスト」動画部門では、受賞作品にくわえて『TADPOLE’S』『将棋アワー』『いらだち』など最終ノミネート作品も上映されました。鋭い観察眼や豊かな創造力に圧倒されながらも、時折コケティッシュな笑いが会場を包み、若い才能への今後の活躍に一層の期待感がふくらみました。

『CORNELIUS “Fit Song”』
(エンターテインメント部門)
音楽とCG映像のコラボレーションが生んだ絶妙な世界は、とにかく気持ちのよい作品。構成のみならず、ディティールへのこだわりが見る者の愛情をくすぐってくれます。
『nakedyouth』
(学生CGコンテスト動画部門)
アニメーションと実写的エレメントを統合した映像美やリアルな音響効果は圧巻。さらに光や影、水面など細部にまで及ぶ心情描写が観客を作品に強く引き込んでいました。
『アンデルセン物語』
(功労賞)
ディズニーや手塚アニメとも違う、独自のファンタジー世界に感動。色使いやサウンドにも注目したい。日本アニメーションを支えた作画監督の名作は優しさ溢れる作品でした。
『つゆのひとしずく~植田正治の写真世界を彷徨う~』
(アニメーション部門)
映画でもない、写真でもない新たなジャンルとして話題を呼んでいる「画ニメ」。アニメーションの原点ともいえるその独特の世界観は新しくもどこか懐かしさを感じさせました。
『春のめざめ』
(アニメーション部門)
ロシア文学のような叙情性をたたえたストーリーと油絵による圧倒的に美しいアニメーション。作家の真摯なメッセージとともに上映された作品に会場からは驚きの声がこぼれていました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』
(アニメーション部門)
ミニシアターでの上映にも関わらず多数の人が訪れ、作品の人気の高さを感じました。上映後も個人のブログでとりあげられるなどさまざまな反響を呼びました。

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