平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭
平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

アニメーション部門

ウシニチ
© Ichinose Hiroco
奨励賞

ウシニチ

短編アニメーション

作者: 一瀬 皓コ

(日本)

MOVIE

※動作環境に関してはこちら

作品概要

ウシの長閑な一日を描いた学生の制作による短編アニメーション。シンプルな線画のアニメーションで描かれた不可思議でかわいらしい登場人物(動物)たちの小さなエピソードが楽しい。鉛筆書きに消しゴムをかけたようなタッチが独特な風合いを感じさせる。

作者プロフィール

一瀬 皓コ

一瀬 皓コ

1985年2月生まれ。山梨県出身。東京工芸大学芸術学部アニメーション学科卒業。同大学の大学院に在籍。古川タク先生のもとで短編アニメーションを制作中。とりがすき。

受賞コメント

うれしいみんなのやさしい1日。今日はウシの日、ウシの1日。タク先生に、すやま先生、家族と東京工芸大学の先生方に仲間のみんな、うちに集合して明日は皓ニチ。1日置きに、みんなニチ。幾年後に全員ニチまわったら、またはじめからみんなニチ。ありがとうと伝える人がどんどんふえて、毎日がぜんぶニチ。みなさん、ありがとうございました。
喜んでくださる人がたくさんいます。
わたしは、とてもうれしいです。

贈賞理由

それこそ牛の反芻のように、何度見ても味わいのある作品だ。紙の上にシンプルに描かれた線画のアニメーションで描かれるのは不可思議でかわいらしい登場人物(動物)たちの小さなエピソード。文字通りの大団円となるエンディングまでに随所にしかけが用意されている構成が楽しい。お気楽でゆったりとした時間のなかでハッピーな気分にさせてくれるが、少しだけ毒が盛られているような、魅力のある作品。絵柄も独特な間合いや動きのタイミングもこの作者独特のセンスが光っている。構成力や作画などの総合的な表現力においてこれからの可能性を秘めている。次の展開に期待したい。

8つの質問

Q1
「作品をつくりたい」と思ったのは、どんなことがきっかけでしょうか?
A1
ウシが動くと、とてもかわいいと思いました。
Q2
現在、おもに使用している創作ツールは何ですか?
A2
Q3
作品に対して、最も重視されているところはどこですか?
A3
しぐさ、経験、感情、思い出を、“動き”の表現で思考します。
Q4
創作活動を通して、持ちつづけているテーマは何ですか?
A4
動かすことを考えます。そこに必要なそのための動かしを見つけ出そうとします。
Q5
テクノロジーを使った表現や、メディアという伝える手段をどのように考えて創作されていますか?
A5
それぞれです。
Q6
あなたが一番影響を受けた、人物や作品、出来事を教えてください。
A6
考えたことがありません。影響を受けて同じように制作してみようとつながることもありません。けれど毎日が作品に影響します。宇宙等。
Q7
今後どのような作品を創作していこうと考えていますか?
A7
“かなしいたのしい”作品。“たのしいかなしい”作品。
Q8
あなたにとって「創作する」ということは何でしょうか?
A8
一生懸命なことです。

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