機械で自然を生産する人工の星。カードのようなロボットが数多く働いている。人間は博士ただひとり。モニターの画面がさらにモニターになり、重なるうちにイメージの連鎖が膨れあがっていく。環境問題と人間の内面に迫った意欲作。

岡本 憲昭
1983年大阪生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科にて映像、音響を中心に制作活動を行なう。卒業後、CMプロダクションに就職。2009年1月よりフリーの映像音響作家として活動中。
すばらしい賞をいただき、とても光栄に思います。この作品で、頭のなかにモヤモヤしていたことを、初めてカタチにできました。これからも、モヤモヤとしたことをカタチにしていきたいと思います。
焦点深度が極端に浅く、褪せた色彩の遠い国の古い記録を覗いたような既視感は、デジタルで創作された現代の作品であることを忘れさせる。シンプルで一切の無駄がない世界の物語は静謐で切ない。イメージを実現する上で、時間的制約以外の技術的障害はいまやほとんどない。すべての作品の優劣はいかに優れたイメージを着想するか、にかかっている。そのなかで物量でなく質感でイメージを深化させる道を選んだ作者の美意識のこれからに期待したい。
「作品をつくりたい」と思ったのは、どんなことがきっかけでしょうか?
はっきりと覚えていませんが、小さいときに絵を描いたらほめてもらえたことかもしれません。
現在、おもに使用している創作ツールは何ですか?
ノートとペン。そしてパソコンです。
作品に対して、最も重視されているところはどこですか?
テーマを持つこと。伝えること。見ていただく人との距離感。つくる作品のポジション(ジャンル)などです。
創作活動を通して、持ちつづけているテーマは何ですか?
わからないです。ころころ変わります。
テクノロジーを使った表現や、メディアという伝える手段をどのように考えて創作されていますか?
深く考えてはいませんが、新しいもの、古いものをたくさん知って、チョイスしていきたいです。
あなたが一番影響を受けた、人物や作品、出来事を教えてください。
人物や作品はたくさんありすぎてわかりません。出来事としては、小学校のとき、友人に言われた「あいつよりうまくなりたければ、あいつの2倍がんばらなきゃダメだよ。」という言葉です。いまでも相変わらずグサッと刺さります。
今後どのような作品を創作していこうと考えていますか?
日々、いろいろなことを感じています。感じたことをとにかくカタチにしていきたいです。
あなたにとって「創作する」ということは何でしょうか?
吐きだし口です。ここがないとイライラして死んでしまいます。
![平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品 平成11年度[第3回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品](/festival/images/h1_jusyousakuhin2008.gif)









