平成21年度[第13回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品

エンターテインメント部門

アサヒ・アート・フェスティバル
© アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会
奨励賞

アサヒ・アート・フェスティバル

http://www.asahi-artfes.net/

Web

作者: アサヒ・アート・フェスティバル ウェブサイト 制作チーム代表 小川 裕子

(日本)

作品概要

全国に点在するアート・フェスティバルの参加団体がYouTube、Flickr、Twitterにアップした告知やレポートをサイトに集約し、フェスティバルの全体像を伝えた。ソーシャルメディアの利用で、他サイトからの閲覧者の誘導や口コミ等、アートNPOのネット上での広報活動をサポートすることもねらい。

作者プロフィール

アサヒ・アート・フェスティバル ウェブサイト 制作チーム代表 小川 裕子

アサヒ・アート・フェスティバル ウェブサイト 制作チーム代表 小川 裕子

グラフィックデザイナー / Alliance Port, LLC. デザイン担当業務執行社員。1978年生まれ。九州芸術工科大学卒業、情報科学芸術大学院大学修了。株式会社GKグラフィックスを経て、2007年より現職。印刷物、Webサイトなど、デジタルとアナログのメディアを横断してデザイン活動を行なっている。

受賞コメント

ゲームや映像などエンターテインメント性の高い作品と同じ部門のなかで、ウェブサイトで賞をいただけるということをとても光栄に思います。アート作品だけではなく、ふだん身近に接しているマンガ、アニメーション、ゲーム、ウェブサイトが一同にギャラリーに作品として展示されることも、メディア芸術の多様性について考えるよい機会となりました。

アサヒ・アート・フェスティバルは、全国に点在するアートプロジェクトのネットワークです。ウェブサイトでは全国の参加団体のソーシャルメディアの情報をそのまま掲載し、全体像やフェスティバルの臨場感を与えようと試みました。また、ソーシャルメディアを参加団体の情報ツール、コミュニケーションツールとして活用してもらおうとサポートも行なってきました。今回特に力を入れた戦略と構造のところを評価していただき、制作者一同大変嬉しく思っています。ありがとうございました。多彩な作品が並ぶエンターテインメント部門で奨励していただいたことを励みに、これからもチャレンジしつづけていきたいと思います。

贈賞理由

アート活動を行なう人たちを、アサヒビールはサポートしている。これは非常に評価されているが、今回はWebの構造、戦略を奨励したい。ソーシャル・メディアを総動員し、口コミ的に広げていく。シンプルで無駄がなく、メディアとしての新しい可能性を広げている。エンターテイメント性について異議もあったが、人の心を活性化させる点で、これは重要なエンターテイメントだ。主役を捏造しなくとも、参加者が主役だと体感することは新しいし、大切だと思う。

8つの質問

Q1
「作品をつくりたい」と思ったのは、どんなことがきっかけでしょうか?
A1
アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)ウェブサイトの目標と現実制約を並べて考えたときに、当時まだ組織のウェブサイトではあまり使われていなかったソーシャルメディアを実験的に使用していくことに可能性と魅力を感じだから。
Q2
現在、おもに使用している創作ツールは何ですか?
A2
Adobe社製品、紙とペン
Q3
作品に対して、最も重視されているところはどこですか?
A3
グラフィックデザイナーなので、コンセプトづくりや造形することを大切にしています。それに加えて、保守的にならずメディアや技術など新しいことにも挑戦していくことです。
Q4
創作活動を通して、持ちつづけているテーマは何ですか?
A4
人と人、モノと人、情報と人を結びつけて新しい価値をつくりだすことです
Q5
テクノロジーを使った表現や、メディアという伝える手段をどのように考えて創作されていますか?
A5
新しいとか古いとか、よい悪いという比較ではなく、メディアはそれぞれ特性をもっていて、それぞれは別の物だということを最近意識しています。メディアにはそれに合う情報があり、それらがセットで相乗効果を生むのだと思っています。
Q6
あなたが一番影響を受けた、人物や作品、出来事を教えてください。
A6
学生時代の恩師、前職の上司、職場の同僚
たくさんの知識や経験、刺激をいただきました。
Q7
今後どのような作品を創作していこうと考えていますか?
A7
新しい価値を生みだすような作品をつくっていきたいです。
Q8
あなたにとって「創作する」ということは何でしょうか?
A8
試行錯誤すること

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