国内展覧会情報

ヤノベケンジ―絵本「トらやんの大冒険」原画展―

[ アート, 会期終了 ]

絵本「トらやんの大冒険」原画展

【会期】2009年3月7日(土)-3月29日(日)
【会場】豊田市美術館
【参考サイト】
http://www.museum.toyota.aichi.jp/

ある夜の森で小さな太陽を拾いあげた主人公「トらやん」は旅へと出かけ、やがてたくさんの仲間たちとともに、それを大きな太陽へと成長させていく・・・。

絵本『トらやんの大冒険』は、1997年にヤノベケンジが『アトムスーツ』を着てチェルノブイリを訪れ、その廃墟の保育園で見つけた“人形”と“太陽”の物語を10年の歳月をかけてまとめあげた作品です。この展覧会では、絵本の原画を中心に、近年の壮大なスケールで展開しているヤノベケンジのプロジェクトの数々を制作ドキュメント写真や映像とあわせて紹介します。

ヤノベケンジ プロフィール:
1965年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1992年水戸芸術館にて個展「妄想砦のヤノベケンジ」を開催。1997年自作の放射線感知服『アトムスーツ』を着て原発事故後のチェルノブイリを訪問。2007年霧島アートの森にて個展「トらやんの世界」を開催。


【関連展覧会】
ヤノベケンジ-ウルトラ展
会期:2009年4月11日(土)-6月21日(日)
会場:豊田市美術館

フェスティバル/トーキョー09春

[ アート, 会期終了 ]

フェスティバル/トーキョー09春

【会期】2009年2月26日(木)-3月29日(日)
【会場】東京芸術劇場 中ホール 小ホール1・2
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
にしすがも創造舎 ほか
【参考サイト】
http://festival-tokyo.jp/

東京都、財団法人東京都歴史文化財団およびフェスティバル/トーキョー実行委員会は、舞台芸術ならではの力やアーティストの豊かな想像力を助けに、強いコミュニケーションやリアルな体験の場を育み、東京から新しい文化の波を生みだすべく、新たな舞台芸術の祭典、フェスティバル/トーキョーを開催します。

記念すべき第1回目は、世界の最先端から日本のリアルを体現するものまで全19演目、約130公演がフェスティバルを彩ります。このうち約半数の9演目は新作、うちフェスティバルの製作・共同制作作品は6演目に上り、まさに東京から世界へ向けて、あらたなる創造と発信の大きな第一歩を踏みだすことになります。

このフェスティバルの開催を通じて、同世代のアーティストや、ここに参加するすべての方とともに、次の時代を切りひらく新しい価値の創造に着手し、国際都市トーキョーから世界に向けた創造と発信を推進していきます。

どろどろ、どろん 異界をめぐるアジアの現代美術

[ アート, 会期終了 ]

どろどろ、どろん 異界をめぐるアジアの現代美術

【会期】2009年3月14日(土)-5月10日(日)
【会場】広島市現代美術館
【参考サイト】
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/

「どろどろ」や「どろん」という言葉は、お化けや妖怪が現れたり消えたりするさまを表してきた言葉です。

私たちは、恐ろしい風貌や不気味な姿で現れる生き物など、人間を超えた力や人間ではない存在を、さまざまな物語やイメージによって表してきました。そこには、自然災害や政治権力による抑圧などの不安に対して、鬼や妖怪といったキャラクターをつくりだし、それを語り描くことで、乗りこえようとする人々の思いが反映されているとも考えられています。このような想像上の不気味なものたちが存在する世界を、人知を超えた混沌とエネルギーがあふれる場所と捉え、この世と一線を画す数々の世界=「異界」が考えだされてきました。

現代になり、科学や技術の発達によって、かつては捉えきれないと思われた世界が次第に明らかにされてきましたが、いっぽうで環境破壊や政治経済をめぐる不安など私たちを取りまく世界には、いまだに解決することのできない問題が溢れています。この展覧会では、かつて異界や異界に住むものたちを表した人々の想像力と同じように、不安や未知の領域を表すことによって現代を投影する、日本をはじめとするアジアの現代美術に着目します。

出品作家:
会田 誠、八谷 和彦、加藤 泉、風間 サチコ、小山田 徹、ホセ・レガスピ、中原 浩大、西尾 康之、エコ・ヌグロホ、小谷 元彦、チウ・アンション、佐藤 允、高木 正勝、戸谷 成雄、アピチャッポン・ウィーラセタクン +歴史・民俗資料

第9回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2009

[ アニメーション, 会期終了 ]

ラピュタアニメーションフェスティバル
©eesti joonisfilm

【会期】2008年3月15日(日)-4月11日(土)
【会場】ラピュタ阿佐ヶ谷/ザムザ阿佐谷
【参考サイト】
http://www.laputa-jp.com/laf/top.html

2000年夏、東京にある小さな映画館「ラピュタ阿佐ケ谷」が、日本でそれまでなかった「国内向け」のアニメーションフェスティバルを開催しました。それが「ラピュタアニメーションフェスティバル」の始まりです。

9回目を迎える今回は、優れたアニメーション作品を数多く生みだしているエストニア(バルト三国のひとつ。北ヨーロッパのバルト海沿いに位置する)から日本初公開となる全38作品(9プログラム)を一挙に上映します。

奇妙で暗喩に満ち、皮肉と不条理のエッセンスを兼ね備えたエストニアのアニメーションは、世界各国のフェスティバルで上映され、多くの受賞を重ねています。50年もの歴史を持つ立体アニメーションのスタジオ「ヌクフィルム」、若手の個性が輝く平面アニメーションのスタジオ「ヨーニスフィルム」から選りすぐりの作品群に加え、エストニアアニメーション界の巨匠プリート・パルンの最新作『ガブリエラ・フェッリのいない生活』を含めた見応えのあるプログラムです。日本でこれほど多くのエストニアの作品が紹介されるのは初めてのことです。

インシデンタル・アフェアーズ うつろいゆく日常性の美学

[ アート ]

インシデンタル・アフェアーズ
さわひらき
『Going Places Sitting Down』
2004年
Still from DVD
©Hiraki Sawa, courtesy of Ota Fine Arts

【会期】2009年3月7日(土)-5月10日(日)
【会場】サントリーミュージアム[天保山]
【参考サイト】
http://www.suntory.jp/SMT/

インシデンタル(incidental)とは、「偶発的な」、「とるに足らない」などの意味を持ちます。日常生活のなかで私たちを取りまく物事は刻一刻と変化しています。その変化や偶発性をうつろいゆく美として捉えることで、普段の何気ない事柄が新たな美意識として甦ります。

この展覧会では、「インシデンタル」という言葉をキーワードに、国内外で活躍する現代アーティスト17名の作品を通して、現代の新しい美意識を探り、私たちの日常的な感覚のなかに潜む新たな価値観や感覚を呼び起こします。

また、この展覧会は、サントリーミュージアム[天保山]が、初めて本格的な現代アート展に取りくむ試みでもあります。より多くの方に、上質で優れた現代美術作品に触れていただくことはもちろん、難解だと思われがちな現代アートをわかりやすく、楽しく鑑賞できる「現代アート入門」となるよう、作品解説シートやギャラリートークなどさまざまなツールも充実させ作品を紹介していきます。

出品作家(予定):
フランシス・アリス、トーマス・デマンド、東恩納 裕一、アニッシュ・カプーア、木村 友紀、ウドムサック・クリサナミス、宮島 達男、トニー・アウスラー、エリザベス・ペイトン、ミシェル・ロブナー、佐伯 洋江、榊原 澄人、さわひらき、田中 功起、ウォルフガング・ティルマンス、横井 七菜、横溝 静

東京国際アニメフェア 2009

[ アニメーション, 会期終了 ]

東京国際アニメフェア 2009
©Akihito Seimiya/TAF2009

【会期】2009年3月18日(水)-3月21日(土)
【会場】東京ビッグサイト
【参考サイト】
http://www.tokyoanime.jp/

昨今、映像業界のみならずデジタル化の波は凄まじいものがあり、エンドユーザーを取りまくメディアの多様化もあって、アニメの制作・流通の環境も大きく変化しています。「東京国際アニメフェア」は、その変化に対応しつつ日本を代表するコンテンツとしてアニメビジネスの更なる活性化を目的としています。

8回目の開催となる今回は、前回、海外79社を含む289社の出展があった「見本市」、国内外のクリエイターによる創造力溢れる作品が競いあう「コンペティション」、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方が楽しめる各種イベントなどが盛大に繰りひろげられ、また、ビジネスに直結する最新の情報を提供する「シンポジウム」や、才能ある若手クリエイターたちがアマチュアからプロへ、さらにメジャーへステップアップするためのビジネスチャンス獲得の場となる「クリエイターズワールド」も展開します。

新たな作品、新たな才能にたくさん触れて、世界中の人々から愛され、高い評価を受けている日本アニメの魅力とパワーを感じとってください。

複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡

[ アート, 会期終了 ]

粟津潔60年の軌跡
『ユートピアズ&ヴィジョンズ』
粟津 潔
1971年
ポスター、オフセット
川崎市市民ミュージアム所蔵

【会期】2009年1月24日(土)-3月29日(日)
【会場】川崎市市民ミュージアム
【参考サイト】
http://www.kawasaki-museum.jp/display/exhibition/exhibition1.html

粟津潔(1929~)は、グラフィックデザインの分野を開拓した先駆者のひとりで、同時に、ペインティング、映像、環境デザインという領域においても幅広く活躍する芸術家です。そのジャンルを横断した稀有な活動は、戦後日本の芸術界に計り知れない影響力を及ぼしました。

川崎市市民ミュージアム開館20周年を記念するこの展覧会では、1960年代末から当時の芸術界に広まった「複々製に進路をとれ」という、粟津自身もみずからの活動を説明するのに頻繁に使っていた言葉に着目し、粟津作品における「複製」と芸術における「複製」という問題を掘りさげ、粟津の60年間の活動と作品を再評価するとともに、複製芸術についていま一度見直そうという展覧会です。

粟津が芸術活動を始めた1940年代末から2000年までを、とりわけ1970年代の作品に力点を置きながら、ジャンルを横断した活動を反映して、ポスター、版画、漫画、写真、映像、ペインティング、ブックデザインなどを網羅的に紹介します。

椿昇 2004-2009: GOLD/WHITE/BLACK

[ アート, 会期終了 ]

椿昇 2004-2009
椿 昇
『mushroom』
2009
©the artist

【会期】2009年2月17日(火)-3月29日(日)
【会場】京都国立近代美術館
【参考サイト】
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2008/371.html

京都に拠点を置き、1980年代初頭から現在まで美術と社会との関係を問いなおす衝撃的な作品を発表し、日本の現代美術を代表するひとりとして世界的な注目を集めている美術家・椿昇(つばき・のぼる:1953年生)の最新作を紹介する展覧会です。

スタンレー・キューブリックの映画『博士の異常な愛情―あるいは私は如何にして心配することを止めて水爆を愛するようになったか』(1964年)へのオマージュである雲を描いた美しい絵画で始まるこの展覧会は、世界各地の鉱山跡地を取材した写真、異文化における犠牲祭の記録映像、パレスチナを封じこめる壁を解体しオフィスとして再利用する提案へと続きます。

椿が提案するのは、過激なほど率直な対話を通じてしか、他者や異文化を理解することはできないこと、そしてこの過激な対話なしには、私たちの明日の平和は築き得ないというメッセージです。この展覧会は私たちに、「美術は社会を変えていく力を持ち得るのかもしれない」という希望を与えてくれるでしょう。