国内展覧会情報
国内で開催されている、メディア芸術関連の展覧会やイベントの最新情報を紹介しています。

※状況により、開館時間・休館日などが変更になる場合があります。お出かけの際には各会場ホームページなどで最新情報をご確認ください。

ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開

[ アート, 会期終了 ]

ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
杉戸洋 「おほしさま」 1992年、パネルに紙、アクリル絵具、顔料、182×242cm ©Hiroshi Sugito Courtesy: Tomio Koyama Gallery

【会期】2009年5月23日(土)-7月20日(月・祝)
【会場】原美術館
【参考サイト】
http://www.haramuseum.or.jp

美術評論家、松井みどり氏のキュレイションにより、90年代後半から00年代前半にかけて現われた若い世代のアーティスト14組のドローイング、絵画、映像による作品で構成する展覧会です。60年代末以降に生まれた彼らの活動には、断片を組み合わせて独自の世界観を表現し、時代遅れのものや凡庸なものに新たな用途や意味を与える「マイクロポップ」(松井みどり氏の造語)的表現が顕著にみられます。このような表現行為が、グローバル化がもたらす画一化のなかで個人がそれぞれの生きる意味を模索することを余儀無くされる現代の世界とどのように関係しているのでしょうか。

タイトルの「ウィンター・ガーデン」は「冬枯れの庭」とも「温室」とも訳すことができます。これが暗示するのは、不況や政治不安といった困難な世相のなかで、安価な素材やシンプルな方法を用いて日常に潜む特異な美を発見し、既成の組織を解体しながら新たなかたちをつくりあげる微生物の働きにも似た想像力の道筋をたどっていく作家たちの営みです。その一見つつましく、子どもの遊びにも似た表現のなかに、既成の「芸術」や文化のイメージから離れ、火や水との接触や連想や夢といった人間の身体や心のベーシックなはたらきに立ち戻ることで、現象世界における自らのありかたを認識する芸術の可能性が見出されるのではないでしょうか。

ページ上部へ戻る

Pick Up Archive 今こそ読みたい。これまでの記事をご紹介

中村 勇吾

巨匠インタビュー
中村 勇吾

ボツになるほど、引き出しが増えていくということですから...

トーチカ

作家インタビュー
トーチカ

作品をつくろうと思ってつくったものじゃないんです。始まりは...

竹宮 惠子

巨匠インタビュー
竹宮 惠子

スランプでも描くことをやめなかったことが、一番私を救ったと思う...

渋谷 慶一郎

コラム:データミュージアムは可能か? 渋谷 慶一郎

電子音楽とメディアアートの関係について考えてみると、その2つの...

押井 守

巨匠インタビュー
押井 守

実写であれ、アニメであれ、僕が一貫してやってきたことは...