国内展覧会情報

神戸ビエンナーレ2009

[ アート, 会期終了 ]

神戸ビエンナーレ2009
榎忠(EnokiChu) 『Liberty Island』

【会期】2009年10月3日(土)―11月23日(月・祝)
【会場】メリケンパーク会場、兵庫県立美術館会場、神戸港、三宮・元町商店街ほか
【参考サイト】
http://www.kobe-biennale.jp/

地理的・地形的条件により、古くから陸海の交通の要衝として栄え、異文化交流の最先端として、多様な芸術文化の流入を体験し発展してきた神戸。また、平成7年に発生した阪神・淡路大震災において、傷ついた人々の心を癒し、復興への勇気を与えてくれた芸術文化の力で、未来へ向かっていきいきと進化するまちを目指していくため、平成16年に「文化創生都市宣言」が行なわれました。その具体化として、芸術文化の更なる復興と神戸のまちの賑わいや活性化につなげる試みとなる「神戸ビエンナーレ」を開催することになりました。
第1回目は2007年に行なわれ、今年で2回目となります。今回は、私たちの文化の根底で受け継がれてきた古くて新しい“わ wa”をテーマとしています。
メインとなるメリケンパーク会場では、港町神戸を象徴する輸送用コンテナを使い、個性あふれる展示空間を創り出します。兵庫県立美術館会場では、現代アートの第一世代から期待の若手まで、神戸・兵庫にゆかりのあるアーティスト12名による作品展が行なわれます。また、初の試みである「神戸港・海上アート展」は、メリケンパークと兵庫県立美術館の間を結ぶ船に乗り、海上からの風景と神戸港内に設置された作品を同時に楽しめる神戸ならではの企画となっています。

また、文化庁メディア芸術祭も、関西地区でのメディア芸術の普及を目指して神戸ビエンナーレ2009とのコラボレーションを行ないます。メリケンパーク会場の展示空間となるコンテナのなかで、第12回文化庁メディア芸術祭の短編映像作品の上映や作品展示を予定しています。
さまざまなアーティストが52日間、創り、描き、奏でる、神戸の町全体でアートを体感できるフェスティバルです。

第10回 カナダ・アニメーション・フェスティバル

[ アニメーション, 会期終了 ]

オープンスペース2009
© National Film Board of Canada. All rights reserved.

【会期】2009年9月19日(土)―10月16日(金)
【会場】下北沢トリウッド
【参考サイト】
http://www.caf10.net/

2002年に始まった「カナダ・アニメーション・フェスティバル(CAF)」は10回目を迎えます。『ライアン』でアカデミー賞に輝いたクリス・ランドレス監督作品をいち早く紹介したのを皮切りに、コ・ホードマン特集、カナダで活躍する世界の著名監督やカナダの新進作家のショートアニメーションを毎年紹介してきました。
今回の、CAF10では、トリウッドが過去9回のCAFから選んだプログラム「ベストオブCAF by トリウッド」や、元NFBマーケティングエージェント、エレーヌ・タンゲ氏のセレクション、更に毎年恒例のNFB最新作を含む5プログラム30本を上映します。そして各プログラムの冒頭には、NFBにアニメーション・スタジオを設立し、世界の作家に多大な影響を残した、ノーマン・マクラレンの作品を特別上映。
さらに、NFB(カナダ国立映画庁)の創立70周年および日加修好80周年も記念し、数々の特別イベントも開催します。

ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展

[ アート, 会期終了 ]

ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展Won Seoungwon 《Tomorrow - Village of dogs》 2008

【会期】2009年7月12日(日)―10月12日(月・祝)
【会場】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
【参考サイト】
http://www.mimoca.org/event3_3.html

多様な展開を見せている韓国現代美術の現在を、彫刻、絵画、写真、映像、インスタレーションなど、さまざまなメディアを用いた作品によって紹介します。参加作家は、活躍目覚ましい若手作家が中心となり、日本で初めて紹介される作家も多数含まれています。韓国の現代美術は、独自の文化、伝統にもとづいた美意識や、歴史を背景に、近年はさらに情報化社会や、美術を取り巻く環境の推移なども反映しながら、目覚ましく変化を遂げているのです。
タイトルの「ダブルファンタジー」とは、現代社会のひとつの断面を表す言葉として伝統と革新、人工と自然、現実と虚構、ローカルとグローバルなど、相反するものが対立ではなく、共存、もしくは混在している状況を示しています。
展覧会では、そうした時代の様相を掴みとり、視覚化している作品にフォーカスし、これまでのステレオタイプなイメージを超えた、新しい韓国現代美術の息吹を伝えます。

サンデー・マガジンのDNA-週刊少年漫画誌の50年-

[ マンガ, 会期終了 ]

サンデー・マガジンのDNA-週刊少年漫画誌の50年
高橋留美子『うる星やつら』© 高橋留美子/小学館

【会期】2009年7月18日(土)―9月13日(日)
【会場】川崎市市民ミュージアム
【参考サイト】
http://www.kawasaki-museum.jp/display/exhibition/exhibition_de.php?id=74

この展覧会は、1959年に同時創刊された講談社『週刊少年マガジン』、小学館『週刊少年サンデー』の50年史をひもとくものです。
ここでは代表作100作品の原画や時代年表のほか、両誌のバトルから生み出された「ボクシング」「ラブコメ」「野球」などの各要素を「DNA」として抽出し、それらが文化や広く社会に与えた影響を検証します。

「松本かつぢと牧美也子 可憐で華麗な世界」展

[ マンガ, 会期終了 ]

「松本かつぢと牧美也子 可憐で華麗な世界」展

【会期&会場】2009年8月22日(土)―31日(月)東京・紀伊国屋画廊、2009年9月12日(土)―10月18日(日)京都国際マンガミュージアム
【参考サイト】
http://www.kyotomm.jp/HP/2009/08/genga-dash.html

乙女でよかった・・・!!心の底からそう思えるほど可愛らしく、華やかなふたりの作品。
ひとりは、昭和期に抒情画家、マンガ家、童話画家、グッズデザイナーと多彩な才能を発揮した松本かつぢ氏。そしてもうひとりは、戦後の少女の憧れの世界を描いて少女マンガ誌で人気を博し、「レディースコミック」の分野でも活躍している牧美也子氏。
このたび、ふたりの多彩な仕事の数々を、原画’(ダッシュ)でみられる展覧会を東京の紀伊国屋画廊と京都国際マンガミュージアムにて開催いたします。

名和晃平 L_B_S展

[ アート, 会期終了 ]

名和晃平 L_B_S展
©OMOTE Nobutada Courtesy of the Hermès Foundation

【会期】2009年6月19日(金)-9月23日(水)
【会場】メゾンエルメス8階フォーラム

メゾンエルメス8階フォーラムでは、現在飛躍的に活躍している作家、名和晃平の新作を発表します。名和晃平は、2000年に初めて作品を発表して以来、思わず手を触れたくなるような迫り来る素材感と、その完成された造形美で国内及び海外での活動が注目されています。2005年にはメゾンエルメスのウィンドウディスプレイをデザインしました。
名和の作品を語るにあたって、重要な概念は「表皮」と「セル(細胞)」です。代表作 「PixCell-…(ピクセル)」 シリーズでは、動物の剥製、スニーカー、楽器、玩具、果物のレプリカといったオブジェクトの「表皮」をそれまでとは異なるフェーズ(様相)へと変容させます。透明で無数のガラスビーズの膜は、作品と見る者の間に立ちはだかる新たな界面です。また、それは本来のオブジェクトの質感やリアリティーを透過する 「セル」として、我々の身体にすり込まれた手触りの記憶や、そのオブジェクトに対する視覚の既成概念をも狂わせます。
今回の展覧会で名和は、今まで取り込んできたマテリアル(物質/素材)をさらに大規模に生成させます。タイトルが示唆する、リキッド(LIQUID)、ビーズ (BEADS)、スカム(SCUM)は、どれも「表皮」を変容させる「セル」 であると同時に、3つのフェーズを映し出す段階でもあります。リキッドは「セル」が液状の母体から沸々と生まれ出る過程であり、生成した「セル」がオブジェクトの表面に付着し媒介するのがビーズ。ビーズによる媒介がリミットを超えたとき、「セル」の残滓の塊はスカムへと膨張をはじめます。それぞれのマテリアルが独自の代謝を繰り返しながら作品の界面となり、さらに名和の卓越した造形感覚によって圧倒的な美しさを与えられるのです。

鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人

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鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人
《mimio――Odyssey》DVD 11’30” 
2005
©KONOIKE Tomoko Courtesy: Mizuma Art Gallery

【会期】2009年7月18日(土)― 9月27日(日)
【会場】東京オペラシティアートギャラリー
【参考サイト】
http://www.operacity.jp/ag/

これは、現在国内外から高い注目を集めるアーティスト・鴻池朋子の初の包括的な個展です。神話を想起させる象徴的なモチーフがくり返し現われる作品は、鴻池の独特な表現世界を築き上げてきました。スケールの大きな新作とこれまでの代表作によって繰り広げられる「地球の中心への旅」は、これまで垣間見えていた個別の物語が壮大な神話に結実していくさまをみることができるでしょう。
ギャラリーのなかに一歩足を踏み入れるとそこは既に地球のなか。人間の心を地球というひとつの惑星としてとらえ、その深い闇のなかへ旅をする物語の始まりです。観客は想像力の旅人(トラベラー)となって作品を鑑賞しながら、地球の中心を目指します。
この展覧会を通して、作品を見ながら想像力を使って遊ぶだけで、私たちは誰もが日常から非日常への旅に出ることができるのです。現代を取りまく閉塞感に対するリアクションとして、鴻池はこうした想像力を駆使した「遊び」によって新たな神話を投げかけます。鴻池にとって「遊び」とは魂を呼びかえす技です。それは身体をしばる秩序からの解放であり、人間の肉体の奥底に眠っていた感覚を呼び覚ます術 (アート)です。そしてこの旅の主人公は、豊かな想像力を持った「インタートラベラー」という観客ひとりひとりなのです。今回、これまでの代表作はもちろんのこと、12面にも及ぶ新作の襖絵を初公開します。