
国内で開催されている、メディア芸術関連の展覧会やイベントの最新情報を紹介しています。
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光 松本陽子/野口里佳
[ アート, 会期終了 ]

松本陽子 《光は荒野のなかに輝いているⅠ》 1992年、 アクリリック/カンヴァス、182 x 182cm、写真:山本糾、ヒノギャラリー協力
【会期】2009年8月19日(水)―10月19日(月)
【会場】国立新美術館
【参考サイト】
http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/hikari.html
「光」というタイトルのもとに、現代日本を代表するふたりのアーティスト、松本陽子(絵画)と野口里佳(写真)による二人展が開催されます。
1936年生まれの松本陽子は、1960年頃より抽象絵画の制作を始めますが、1960年代末に滞在したアメリカ合衆国でアクリリック(アクリル絵具)に出会い、新しい絵画の可能性を認識します。これは1980年代から1990年代にかけて実を結び、ピンクを主調とした独自の抽象絵画のスタイルを完成させました。近年では、緑の油彩画連作により、新しい境地を開いています。
1990年代初めより写真による制作活動を開始した1971生まれの野口里佳は、《フジヤマ》(1997-)などの完成度の高い連作により、早くから注目を集めました。卓抜なテーマの選択と特有の距離感をたたえた画面は、写真というメディア自体の本質に迫るものとして、国際的にも高い評価を受けており、活躍を続けています。
松本陽子と野口里佳は、手がけるメディアや表現手法、そして世代も異なっています。しかしながら、光がその作品の重要なテーマの一つとなっているという共通点を持っています。むろん光は、内外の芸術において、さまざまな意味で古くから重要な主題となってきました。そのなかでも彼女たちの表現には、光の直接的な表象をめざすという、きわめて困難な試みを見て取ることができるように思われます。展覧会では、二人の作家の作品を、近作を中心にそれぞれ個展のかたちで展示することにより、現代芸術のひとつの達成を紹介します。


