国内展覧会情報
国内で開催されている、メディア芸術関連の展覧会やイベントの最新情報を紹介しています。

※開館時間・休館日など詳細は、各会場ホームページなどで最新情報をご確認ください。

東京工芸大学芸術学部卒業・大学院修了制作展2012

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション, アート, エンターテインメント, マンガ ]


メインビジュアル:デザイン学科ビジュアル
コミュニケーションコース4年 佐藤あゆみ

【会期】2012年2月17日(金)-2012年2月19日(日)
【会場】秋葉原UDX、ベルサール秋葉原(東京都千代田区)
【参考サイト】http://www.t-kougei.ac.jp/arts/gra.html

東京工芸大学芸術学部および大学院は、メディアアーティストの育成という教育理念のもと、実践的なメディアアート教育を行っています。その卒業・修了制作展は、集大成として卒業・修了制作作品を大規模に公開し、メディアアーティストとしてのデビューを支援するものです。

今回は2会場を擁し、「秋葉原UDX」では写真学科、映像学科、メディアアート表現学科、アニメーション学科アニメーションコースの、「ベルサール秋葉原」ではデザイン学科、アニメーション学科ゲームコース、マンガ学科の作品が展示されます。

大河原邦男作品展

[ アニメーション ]


【会期】2012年1月21日(土)-2012年2月26日(日)
【会場】稲城市立iプラザ(東京都稲城市)
【参考サイト】http://www.city.inagi.tokyo.jp/oshirase_syosai/okawarasakuhin/

大河原邦男は『機動戦士ガンダム』や、『科学忍者隊ガッチャマン』『装甲騎兵ボトムズ』『太陽の牙ダグラム』『タイムボカンシリーズ(ヤッターマンなど)』などのメカデザインを担当し、現在もメカデザインの第一人者として活躍しています。今回は、在住地の稲城市にて、その作品(原画や立体物)を紹介する展覧会が実現しました。

会期中には、サイン会や、『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』ほかの上映、また作家本人による講演や「大河原メカ バトルトーナメント」などの多彩な関連イベントも企画されています。

女子美 ★ こどもアニメーションフェア in すぎなみ

[ アニメーション ]


【会期】2012年2月7日(火)-2012年2月12日(日)
【会場】杉並アニメーションミュージアム(東京都杉並区)
【参考サイト】http://www.sam.or.jp/

女子美術大学メディアアート学科の卒業制作と、第5回こどもアニメーションフェスティバルの上映作品の中から、子どもたちに観て欲しいアニメーション作品をセレクトして上映を行います。併せて制作過程の展示、クレイアニメーション、切り絵アニメアニメーションのワークショップも実施します。

加藤久仁生展

[ アニメーション ]


アニメーション『つみきのいえ』完成版 2008年 © ROBOT

【会期】2012年2月10日(金)-2012年3月25日(日)
【会場】八王子市夢美術館(東京都八王子市)
【参考サイト】http://www.yumebi.com/

2009年に『つみきのいえ』で、第10回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を、さらに米国アカデミー賞短編アニメーション賞を獲得した加藤久仁生の作品を紹介します。八王子市内の多摩美術大学出身である加藤は、在学中から自主制作で頭角を現し、その描写力と世界観は大きな注目を集めてきました。約1年間を費やした『つみきのいえ』では、静けさの漂う映像に心温まるストーリーが展開され、世界各地で大きな喝采を浴びました。

本展では、『つみきのいえ』が生まれたきっかけであるスケッチや絵コンテ、さらには同名のベストセラー絵本の原画を展示し、その制作の過程をたどりながら、作品の余白にあふれる魅力を体感します。加えて、同作品以降に温めてきた構想も公開し、絵本雑誌『MOE』(白泉社)で連載中の『あとがき』のスケッチや原画を紹介するとともに、本展のために制作した新作短編アニメーション『情景』を披露します。

展示ディスプレイはデザイナーの小泉誠氏が一部構成。また、関連企画として『つみきのいえ』の音楽を担当した近藤研二が参加する栗コーダーカルテットも近隣のいちょうホールにて公演します。

山村浩二×酒井駒子 絵本原画展「ふたつのとびら」

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション ]


© 山村浩二 © 酒井駒子

【会期】2011年10月29日(土)-12月18日(日)
【会場】出雲市立平田本陣記念館(島根県出雲市)
【参考サイト】http://www9.ocn.ne.jp/~kyuhon/

常に進化をとげる絵本・子どもの本の新しい世界で、今もっとも注目を集めるふたりの絵本作家の2人展です。子どもの繊細な表情を醸し出す酒井駒子と、リアルでシュール、かつユーモアを含んだ作品で知られる山村浩二。世界観はまったく違いますが、いずれもいまもっとも注目される作家であり、子どもも大人も一緒に感動できる魅力的な作品を数多く世に送り出しています。

ふたりが描く絵本原画の魅力にふれられる本展で、山村はアニメーション作品『頭山』(第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)の原画も出展。アニメーションファンにとっても注目の企画です。

TIGER & BUNNY展

[ アニメーション ]


© SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS

【会期】2011年11月1日(火)-2011年12月4日(日)
【会場】東京アニメセンター(東京都千代田区)
【参考サイト】http://www.animecenter.jp/

マンガ家の桂正和をキャラクター原案に迎え、近未来的世界で特殊能力者たち「NEXT」がヒーローとして活躍する姿を描いたTVアニメーション作品『TIGER & BUNNY』。ヒーローたちがスポンサーとの契約のもと平和を守るというユニークな設定、また個性豊かな登場人物の魅力で高い人気を誇る作品です。この通称「タイバニ」の展覧会が実現しました。設定資料、原画の展示はもちろん、この夏開催されたイベント「キャラホビ2011」で登場した劇中の舞台再現セット「OBC局の会見場」や、大きなハイビスカスでおなじみの「バーナビーの部屋」の一部を展示。記念撮影も可能です。その他さまざまな展示が用意され、関連グッズ販売も行われます。

追悼 脚本家・首藤剛志展 ~ゼロから始まる物語~

[ アニメーション ]


【会期】2011年11月23日(水・祝)-2012年2月19日(日)
【会場】杉並アニメーションミュージアム(東京都杉並区)
【参考サイト】http://www.sam.or.jp/

『魔法のプリンセス ミンキーモモ』『戦国魔神ゴーショーグン』『ポケットモンスター』など多くのアニメーション作品の誕生に携わってきた脚本家・首藤剛志。2010年10月に急逝した彼が残した大きな業績を称え、その仕事を紹介する展覧会が開催されます。首藤は脚本家としてストーリーを作るだけでなく、シリーズ構成などの仕事を通して作品のテーマや方向性を考え、キャラクターの性格付けを行い、常にアニメーションの可能性を模索しつづけました。今回は、そのプロフィールや携わった作品の紹介、シナリオやグッズ、貴重な資料などの展示、作品上映を通してその軌跡を追い、彼が作品を通して伝えようとしたメッセージを読み解きます。

第16回アートフィルム・フェスティバル

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション ]


牧野貴『generator』2011年

【会期】2011年11月22日(火)-2011年12月4日(日)
     ※11月28日(月)は休映
【会場】愛知芸術文化センター 12階アートスペースA(愛知県名古屋市)
【参考サイト】http://www.aac.pref.aichi.jp

「アートフィルム・フェスティバル」は、実験映画やビデオアート、ドキュメンタリー、劇映画など、既存のジャンル区分にとらわれず、映像表現の新たな可能性を切り開くような、先鋭的な作品を集めた特集上映会です。

第16回目を迎える今年は、「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」の最新第20弾として完成した牧野貴の新作『generator』(2011年)を初公開するほか、石田尚志とのコラボレーション『光の絵巻』(2011年)など、近作を交えた特集を予定しています。また、80年代より既存の映画を解体・再構築するファウンドフッテージの手法で注目を集めたドイツのマティアス・ミュラーと、2000年代前半から始まるクリストフ・ジラルデのコラボレーションの軌跡を、各々の単独作品も含めて振り返る企画も実施。今日の映像表現の状況を反映した意欲的なプログラムが組まれます。

境界線上のホライゾン展

[ アニメーション ]


【会期】2011年9月27日(火)-2011年10月30日(日)
【会場】東京アニメセンター(東京都千代田区)
【参考サイト】http://www.animecenter.jp

10月より放送中(MBS・チバテレビほか)のTVアニメーション『境界線上のホライゾン』の展覧会。川上稔の同名小説を原作としたこの作品は、人類が天上から戻った時代に、独立領土「武蔵」にある学院の生徒たちを取り巻く騒動を描くファンタジーです。

同展では、アニメーション版の第1話『境界線前の整列者達』の設定画、迫力の約200点を一斉展示。ほか、りんかい線 国際展示場駅に8月に掲示された巨大フラッグや、主要等常人物の声優7名(福山潤、茅原実里、小清水亜美、黒田崇矢、東山奈央、新田恵海、白石稔)のサイン入りポスターも展示。これまでイベント限定配布だったB4豪華冊子「エントリーガイド」もパネル形式で展示し、作品の設定・世界観やキャラクター紹介などにふれることができます。

なお同会場でのTVアニメーション『ゆるゆり』の展覧会も、会期を延長して同じく10月30日まで開催。

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

[ アニメーション ]


『借りぐらしのアリエッティ』
© 2010 GNDHDDTW

【会期】2011年11月3日(木・祝)-2012年1月15日(日)
【会場】新潟県立近代美術館(新潟県長岡市)
【参考サイト】http://wwwn.teny.co.jp/karigurashi

2010年に公開されたアニメーション映画『借りぐらしのアリエッティ』の世界を、『キル・ビル Vol.1』『ザ・マジックアワー』など多くの映画で美術監督を務める種田陽平が、巨大セットを用いて美術館内に出現させます。東京、愛媛、兵庫と巡回してきた人気の展覧会が、新潟にて開催されます。

スタジオジブリの宮崎駿が企画を練り、米林宏昌監督がアニメーション映画として生み出したこの映画。古い屋敷の床下で、小人の一家が生活に必要な物を人間からこっそり「借りて」「くらし」ながら一所懸命に生きる物語です。その世界が実写映画における美術制作の技巧を駆使して現実の立体空間へと蘇ります。観衆は小人になった気分で、その世界に入り込むことになるでしょう。会場では種田陽平がこれまでに手がけた映画美術や、本展の制作資料も紹介。さらに、『借りぐらしのアリエッティ』のイメージボードや背景画など、一部初公開となる貴重な制作資料も出展されます。

デディケイト トゥ シュヴァンクマイエル展

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション, アート ]

【会期】2011年10月7日(金)-2011年10月23日(日)
【会場】月眠ギャラリー、kara-Sなど京都・大阪の計7会場
【参考サイト】http://www.getsumin.com/jan/

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~映画とその周辺~」京都展の開催を記念して、「デディケイト展実行委員会」主催のもと、ヤン・シュヴァンクマイエルへのオマージュ作品を集めた展覧会を開催します。参加するのは、平面・造形・映像・パフォーマンスなど、さまざまな表現分野で活躍する60名以上の作家たちです。

月眠ギャラリー、kara-S(カラス)、浜崎健立現代美術館での立体作品展示のほか、永運院では短編アニメーション約30作品を上映する「シュヴァンクマイエルに捧げる 共犯者たちの宴」も開催。TOCHKA(第10回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)や、和田淳(第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)も出展します。さらに河村能楽堂では、映像とパフォーマンスで構成されるプログラム「シュヴァンクマイエルに耽る、昼下がりの遊宴」も予定。世代や表現手法を超え、シュヴァンクマイエルを愛するアーティストたちのオマージュが響き合う17日間となります。

人狼 JIN-ROH セル画展 アナログアニメーションの魅力

[ アニメーション ]


© 1999 Mamoru Oshii/
BANDAI VISUAL・Production I.G

【会期】2011年9月21日(水)-2011年11月20日(日)
【会場】杉並アニメーションミュージアム
【参考サイト】http://www.sam.or.jp/

国際的に高い評価を得る沖浦啓之監督のアニメーション映画『人狼 JIN-ROH』(2000年公開)。この作品は、「セル画を使用して制作された日本で最後の長編アニメーション作品」でもあります。「手描き」「セル画」にこだわった映像はアナログ技術の集大成であり、デジタル技術に置き換わった現在のアニメーションと比べても引けをとらず、画面から醸し出される迫力は観るものを圧倒します。

この展覧会では『人狼 JIN-ROH』の貴重なセル画を原画や背景画などとともに紹介し、デジタル技術と比較しつつ、セル画によるアナログ技術の魅力を探っていきます。2012年春に公開予定の沖浦監督の新作『ももへの手紙』の資料も一部展示し、アナログからデジタルに変遷したこの10年間のアニメーション制作現場の一端にもふれられる構成です。『人狼 JIN-ROH』の特別上映や、関連イベントも開催予定。

五味太郎作品展[絵本の時間]

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション ]

【会期】2011年7月9日(土)-2011年9月11日(日)
【会場】滋賀県立近代美術館
【参考サイト】http://www.shiga-kinbi.jp/

1945年生まれの五味太郎は、国際的にも高く評価される、現代日本を代表する絵本作家のひとり。幼児から大人まで、その作品は多くの人々に愛読される、息の長いベストセラーになっています。この展覧会は、五味太郎が絵本を完成するまでのプロセスを、代表作の絵本原画やアニメーションなどの資料によってわかりやすく展示するものです。

作者が絵本を発想すること、制作すること、印刷され絵本として出現すること、あるいはそれが発展して他の表現になることなど、絵本が完成するまでのプロセスを多角的に紹介します。また映像作家としての五味太郎も、アニメーション上映によって紹介します。

「あの花」展

[ アニメーション ]

【会期】2011年7月23日(土)-2011年9月4日(日)
【会場】東京アニメセンター
【参考サイト】http://www.animecenter.jp/

TVアニメーション作品『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(『あの花』)に登場する「秘密基地」を実物大で再現したセットが出現します。これは2011年6月から7月にかけて行われた「超平和バスターズの“秘密基地” ~ノイタミナ『あの花』SHOP in 渋谷パルコ~」に登場し、注目を集めたものです。今回は、会場をより広い場所に移し、バージョンアップして展示されます。

「秘密基地」は、登場キャラクター6人が幼少時代に結成した「超平和バスターズ」が 集っていた建物。物語では、その後に時を経てメンバーのひとり、ぽっぽ(久川鉄道)が暮らしていましたが、再び皆が集まることになる重要な場所です。展示では、ぽっぽの持っていた週刊誌や柱に書かれたメッセージなどの内部に加え、引き戸やバーベキューセットなど建物入口の装飾までも再現。さらに、会場内にはアニメーション制作に用いた各種資料も展示し、同作品のクレーンゲームやシール機なども登場します。作品世界に深く浸れる空間となります。

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

[ アニメーション ]


『借りぐらしのアリエッティ』
© 2010 GNDHDDTW

【会期】2011年7月23日(土)-2011年9月25日(日)
【会場】兵庫県立美術館 企画展示室
【参考サイト】http://www.artm.pref.hyogo.jp/

2010年の東京展、その後の愛媛展に続く巡回展。2010年に公開されたアニメーション映画『借りぐらしのアリエッティ』の世界を、『キル・ビル Vol.1』『ザ・マジックアワー』など多くの映画で美術監督を務める種田陽平が、巨大セットを用いて美術館内に出現させます。

スタジオジブリの宮崎駿が企画を練り、米林宏昌監督がアニメーション映画として生み出したこの映画は、古い屋敷の床下で小人の一家が生活に必要な物を人間からこっそり「借りて」「くらし」ながら一所懸命に生きる物語。その世界が実写映画における美術制作の技巧を駆使して現実の立体空間へと蘇ります。観衆は小人になった気分で、その世界に入り込むことになるでしょう。会場では種田がこれまでに手がけた映画美術や、今回の展示の制作資料も紹介。さらに、宮崎駿や米林宏昌監督、武重洋二・吉田昇両美術監督、そして美術の男鹿和雄らによる『借りぐらしのアリエッティ』のイメージボードや背景画など、貴重な制作資料も出展されます。

CALF夏の短編祭

[ アニメーション ]

【会期】2011年9月3日(土)-2011年9月9日(金)
【会場】ユーロスペース
【参考サイト】http://calf.jp/sffs2011

長編映画を撮るためのワンステップや、習作だと考えられてしまいがちな短編ですが、その中には作家たちの特異な世界観が凝縮され、長編以上のスケール感を感じさせてくれるものがあります。日本のみならず、世界へ向けて日本人作家の映像作品を普及させるべく活動している「CALF」が、そんな注目すべき現代日本人作家の短編映画を、実写やアニメーションといったジャンルにとらわれず一挙に上映する、バラエティに富んだ短編祭です。

映画『アトムの足音が聞こえる』の冨永昌敬監督による“相対性理論”“やくしまるえつこ”のミュージックビデオや、今年度のロカルノ映画祭で話題となり、ももいろクローバー(現ももいろクローバーZ)も出演する真利子哲也監督作品『NINIFUNI』、また、最新作『MODERN No.2』がヴェネツィア映画祭2011にノミネートされた水江未来監督の初ミュージックビデオ『AND AND』などを上映。和田淳や大山慶、トーチカなど、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で受賞もしくは審査委員会推薦作品に選ばれた作家たちの作品も登場します。

「動く絵」展

[ アニメーション ]


辻直之『雲を見ていたら』2005年

【会期】2011年9月10日(土)ー2011年12月11日(日)
【会場】SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
【参考サイト】http://www.skipcity.jp/

絵を描くことは、人間が何万年も前から行って来た、最も古い表現行為のひとつです。線を描き、色を塗る。その単純な方法により、私たちは世界のあらゆる事象を描き留めて来ました。そして19世紀に始まる映像技術の発展を経て、アニメーションという複雑な映像表現を生み出すに至りました。

本展は、アニメーションの原点である「絵を描く」ことにこだわり、独自の制作手法で注目を集める内外の気鋭アーティスト4名(ALIMO、赤坂有芽、ヤッコ・オリビエ、辻直之)の創作を紹介します。描き、消し、また描き、丹念に描かれたひとコマひとコマの「絵」から成る彼らの作品から垣間見えるのは、世界を「絵」として描き留め、「絵」に動きを与え「動画」へと変化させた、人間の持つ創造の「チカラ」そのものであると言えるかも知れません。

一枚の絵画を鑑賞するかのように、アートアニメーション作品を楽しみながら、人間がモノを生み出す「チカラ」について思いを巡らせることのできる展覧会です。会期中には、出展作家を講師に招いてのワークショップや、アーティストトークも開催されます。

加藤久仁生の世界展

[ アニメーション ]


絵本『つみきのいえ』原画
2008年 © ROBOT

【会期】2011年9月10日(土)-2012年1月9日(月・祝)
【会場】十和田市現代美術館
【参考サイト】http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/

2009年に『つみきのいえ』で、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を獲得した加藤久仁生。その作品世界を、受賞後第1作を含め紹介する展覧会です。加藤は大学在学中から自主制作で頭角を現し、その描写力と世界観が大きな注目を集めます。約1年間を費やした『つみきのいえ』では、静けさの漂う映像に心温まるストーリーが展開され、世界各地で大きな喝采を浴びました。

本展の第1部では、『つみきのいえ』が生まれたきっかけのスケッチや絵コンテ、さらには同名絵本の原画を展示。制作の過程をたどり、完成作の余白に溢れる魅力を体感します。第2部では、『つみきのいえ』以降温めてきたイメージを紹介。また本展のために制作した新作短編アニメーション『情景』や、雑誌『MOE』(白泉社)での連載『あとがき』の原画も披露されます。さらに、展示室内の壁面に絵を描く意欲的な試みも予定されています。デザイナーの小泉誠が担当した展示空間の中で、加藤の静かで温かな表現にじっくりと触れられる機会です。

高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展 その誕生から「コクリコ坂から」まで

[ アニメーション ]


『崖の上のポニョ』
© 2008 二馬力・GNDHDDT

【会期】2011年9月16日(金)-2011年11月27日(日)
【会場】松本市美術館
【参考サイト】
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/

2008年の東京展を皮切りに全国を巡回する企画に、スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』からの出展作品も加えた松本展。「レイアウト」とは、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれた「アニメーション映画の設計図」ともいえるものです。分業化が進んだ制作環境において、作品の統一感を持たせるうえでも重要な役割を果たしています。この工程は、高畑勲、宮崎駿両監督により1974年に『アルプスの少女ハイジ』で初めて本格的に導入されたといわれています。

この展覧会ではスタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、『風の谷のナウシカ』『崖の上のポニョ』など、宮崎駿直筆のレイアウトを中心に、ジブリ以前に手がけた作品も加えたレイアウトを一挙に約1300点公開します。

プリート・パルン傑作選

[ アニメーション ]


『おとぎ話』1984年

【会期】2011年9月17日(土)-2011年9月19日(月・祝)
【会場】山口情報芸術センター スタジオC
【参考サイト】
http://www.ycam.jp/cinema/2011/05/post-298.html

現代アニメーションの重要な作家のひとりと評されるプリート・パルン。そのデビュー作から近年の作品まで厳選された傑作群と、彼自身に関するドキュメンタリーを一挙上映します。

1946年生まれのパルンは、エストニアのソ連時代に、植物生態学者、イラストレーター、風刺画家を経て、アニメーションを志します。初監督作品は1977年の『世界は本当にまるいの?』。2作目の『森の中のマジシャン』で早くも注目を浴び、ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリ他数々の賞を受賞した1987年『草上の朝食』で、世界的な認知を得ます。その後、1991年のエストニアの独立回復をはさみ、代表作『ホテルE』『1895』を発表。近作『ガブリエラ・フェッリなしの人生』では新パートナーであるオルガ・パルンとの共作で、さらに深い新境地を知らしめました。最新作『雨のなかのダイバー』は、2011年のアニマ・ブリュッセル・カートゥーン・アニメーション映画祭にてグランプリを受賞しています。

マイブリッジの糸

[ アニメーション ]


© National Film Board of Canada / NHK / Polygon Pictures

【会期】2011年9月17日(土)-2011年10月7日(金)
【会場】東京都写真美術館ホール
【参考サイト】http://syabi.com/

アニメーション作家、山村浩二の最新作公開。映画の発明に大きなインスピレーションを与えたイギリス出身の写真家エドワード・マイブリッジの波乱な人生と、「母と娘」のもうひとつの物語が、バッハ「蟹のカノン」の音楽の構造によって紡がれます。

時間を止めることはできるだろうか? 時間を反転することは? 『マイブリッジの糸』は、1878年に馬のギャロップの連続動作を撮影することに成功した写真家マイブリッジと、母と娘の情景、ふたつの世界の対比により「時間」を思念するアニメーションです。カリフォルニアと東京、19世紀と21世紀を往き交いながら、マイブリッジの波乱に満ちた人生のハイライトに焦点を当て、一方では母親のシュールな白昼夢を紡いでいきます。

上映は、同作に加えて関連映像も観賞できる2つのプログラムで構成。Aプログラムでは同作メイキング映像を、Bプログラムでは同作を支援したNFB(カナダ国立映画制作庁)作品集および山村浩二作品集を、それぞれあわせて観賞できます。

映画『ブッダ』公開記念 手塚治虫展

[ アニメーション, マンガ ]


© 手塚プロダクション

【会期】2011年7月23日(土)-2011年8月31日(水)
【会場】徳島県立近代美術館
【参考サイト】http://www.jrt.co.jp/tezuka/

手塚治虫が10年以上の歳月を費やし完成させた大作マンガ『ブッダ』。そのアニメーション映画化・公開と、やはり同作家の生んだ代表的キャラクターである「アトム」のデビュー60年を記念した展覧会です。

手塚のペンによって命を吹き込まれたキャラクターと物語は、さまざまなメッセージを私たちに届けてくれます。過去から未来へ、地球から宇宙へと自由に羽ばたく想像力が生んだ「手塚ワールド」は、私たちに豊かな文化遺産を残してくれました。本展では、作家がその名作群に込めたメッセージを、「手塚治虫の誕生」「作家・手塚治虫」「手塚治虫のメッセージ」の3部構成で、直筆原稿や愛用品、セル画などにより紹介します。

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

[ アニメーション, マンガ ]

【会期】2011年9月3日(土)開館
【会場】川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
【参考サイト】http://fujiko-museum.com/

長年、川崎市多摩区に住み、子どもたちのために数多くのマンガを描き続けた藤子・F・不二雄は、川崎市文化賞を受賞するなど、同市とは深い縁がありました。「作品を応援してくれた子どもたちへ恩返しをしたい」という夫人の想いから、その作品世界やメッセージを幅広い世代に伝えていくミュージアムが川崎市に誕生します。

原画を展示した静かな空間や、実際にマンガが読めるコーナー、またここでしか見ることのできない映像を流すシアターなどが体験できます。さらに、キャラクター達に出会える「はらっぱ」や、作品にちなんだオリジナルメニューを提供するカフェ、そしてグッズ・お土産が揃うショップなども登場。藤子・F・不二雄の発想の原点、またマンガづくりの面白さを紹介しながら、作品に込められた温かみある笑い、ありふれた子どもたちの日常、こだわり続けた「SF-すこしふしぎ-」が感じられる空間を創造していきます。なお同館は、ゆったりした観賞を実現するために事前予約制となっています。

トーチカ「ReBuild」展

[ アニメーション, アート ]


『Rebuild』2011年、7月1日宮城県石巻市で撮影

【会期】2011年7月23日(土)-2011年9月11日(日)
【会場】熊本市現代美術館
【参考サイト】http://www.camk.or.jp/

アートユニットのトーチカは、デジタルカメラによる長時間露出とコマ撮りの手法を融合し、空中にペンライトの光でアニメーションを描く『PiKAPiKA』で知られます(同作品は第10回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞も受賞)。本展は、2011年3月11日に起きた東日本大震災をひとつの大きな軸とするものです。

トーチカは震災直後、映像ディレクターの関根光才と「Safe and Sound Project」を立ち上げ、世界中からPIKA PIKAによる被災地へのメッセージを集め、菅野よう子の楽曲『きみでいて ぶじでいて』にのせて公開しました。また、本展のための新作『ReBuild』は、失われた命や風景に向け、弔いと希望の意味を込めてPIKAPIKAを描く映像です。8月7日、21日には参加者と共に同展の開催地、熊本をPiKAPiKAでPRするワークショップ「PIKA PIKA IN KUMAMOTO」も実施予定。

スタジオジブリ・レイアウト展

[ アニメーション ]


© 2008 二馬力・GNDHDDT

【会期】2011年7月15日(金)-2011年9月4日(日)
【会場】熊本県立美術館 本館1階
【参考サイト】http://www.museum.pref.kumamoto.jp/

2008年の東京展を皮切りに全国を巡回する企画に、スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』からの出展資料も加えた熊本展。「レイアウト」とは、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれた「アニメーション映画の設計図」ともいえるものです。分業化が進んだ制作環境において、作品の統一感を持たせるうえでも重要な役割を果たしています。この工程は、高畑勲、宮崎駿両監督により1974年に『アルプスの少女ハイジ』で初めて本格的に導入されたといわれています。

この展覧会ではスタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、『風の谷のナウシカ』『崖の上のポニョ』など、宮崎駿直筆のレイアウトを中心に、ジブリ以前に手がけた作品も加えたレイアウトを一挙に約1300点公開します。

エヴァンゲリオン展

[ アニメーション ]

【会期】2011年7月16日(土)-2011年10月23日(日)
【会場】石ノ森章太郎ふるさと記念館
【参考サイト】http://www.city.tome.miyagi.jp/kinenkan/

マンガ家・石ノ森章太郎の生家がある宮城県登米市の「石ノ森章太郎ふるさと記念館」で開催される特別企画展。庵野秀明監督によるTVアニメーションシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の世界をテーマに、普段なかなか目に触れることのない企画書・原画等の貴重な資料や、アニメーション制作の裏側を紹介します。

また、主人公の碇シンジらが操縦するエヴァンゲリオン「初号機」の2mのフィギュアや、劇中に登場する謎の物体「ロンギヌスの槍」のレプリカも登場。TV放映から15年以上の間に、さまざまな作品展開を成してきた内容も紹介します。「エヴァンゲリオン」ファンはもちろん、この作品に初めてふれる観衆にも楽しめる企画となります。

宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展

[ アニメーション ]

【会期】2011年7月2日(土)-2011年9月4日(日)
【会場】高知県立文学館 2F企画展示室
【参考サイト】http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/

岩波少年文庫の創刊60周年を記念して、アニメーション映画監督の宮崎駿が選んだ少年文庫50作品への直筆推薦文を紹介します。スタジオジブリ作品の源流のひとつともいえるのが少年文学です。岩波少年文庫は1950年の創刊以来、日本の少年少女たちに400冊を超える児童文学作品を届け続けてきました。宮崎監督もそこからたくさんの贈り物をもらい、人生の糧にしてきたひとりだそうです。

会場では、宮崎監督が実際に手に取りながら3カ月かけて選んだ50冊を、本人の言葉・文字でご紹介します。また『借りぐらしのアリエッティ』の主人公が住む家をジオラマで再現したコーナーや、『ゲド戦記』『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』の3作品を立体造形物とともに紹介する展示なども。大人には懐かしく、これから読む子どもたちには新鮮な名作が見つかるでしょう。

コクリコ坂から原画展 THE ART OF“From Up On Poppy Hill”

[ アニメーション ]


© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT

【会期】2011年8月10日(水)-2011年8月15日(月)
【会場】そごう横浜店 8階特設会場
【参考サイト】http://www.sogo-gogo.com/

スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の映画公開を記念して開催される、同作の原画展(東京、西武池袋店からの巡回)。高橋千鶴(作画)・佐山哲郎(原作)による少女マンガを原案にした『コクリコ坂から』は、1963年の横浜を舞台に、高校生の海と俊、そしてその両親の親子二世代にわたる青春を描いた作品。本展は、スタジオジブリ作品の美術画集『ジ・アート』シリーズと共同で制作され、この映画の美術資料を厳選展示します。

制作初期段階に宮崎駿によって描かれたイメージボードをはじめ、宮崎吾朗監督や、キャラクターデザインを手がけた近藤勝也による多数のスケッチ、美術監督らによる美術ボードや背景画など、見ごたえある100点以上の原画が登場。さらにその他の資料も交えて、『コクリコ坂から』の映像が生まれた過程に迫ります。

サンライズフェスティバル2011夏嵐

[ アニメーション ]


© サンライズ © SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS © 創通・サンライズ

【会期】2011年8月6日(土)-2011年9月2日(金)
【会場】テアトル新宿
【参考サイト】http://www.sunrise-inc.co.jp/sunfes/

『機動戦士ガンダム』シリーズや『勇者』シリーズ、近年では『TIGER & BUNNY』など、人気作品を生み出し続けるアニメーション制作会社、サンライズ。その特集上映がこの夏も開催されます。期間中の約1カ月、数々のサンライズ作品から懐かしの名作や最新作を一挙上映します。連日のレイトショー上映のほか、週末には作品にちなんだゲストを招いてのオールナイトイベントを実施。トークショー込みのオールナイトイベントでは、監督、声優、構成担当者など多彩なゲストを迎えます。ここでしか聞くことのできない貴重な話を体験できる機会となるでしょう。

ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展

[ その他(現代美術・建築等), アニメーション ]

【会期】
東京展:8月20日(土)-9月19日(月)
京都展 前期:7月22日(金)−8月14日(日)
京都展 後期:10月7日(金)−10月23日(日)
【会場】
ラフォーレミュージアム原宿、京都文化博物館 別館
【参考サイト】http://www.svankmajerjp.com/

アニメーションや映像、また絵画、立体表現などで独自の表現を展開し続けるヤン・シュヴァンクマイエルと、2005年に永眠するまで多くの協働を行った妻・エヴァ。ふたりの展覧会が、シュヴァンクマイエルの最新長編映画『サヴァイヴィング・ライフ ‐夢は第二の人生‐』(2010)の公開(8月27日東京封切ほか)に合わせて、東京と京都で開催されます。

東京展では副題「〜映画とその周辺〜」のとおり、映画に関するものがひとつの核になります。加えて、日本のために新たに制作した作品群も公開されます。2011年2月に国書刊行会から刊行された新装版『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のために描いた作品が2点。さらに木版画の作品群では江戸時代からの伝統技法を用いる茨城と京都の彫り師、摺り師が参加しました。ほか、ラフカディオ・ハーン著『怪談』のために現在制作中の挿絵や、写真家・細江英公によるポートレートも展示します。

京都展は前後期の構成で、ほとんどが関西初公開となる内容です。前期「the works for Japan」は、日本にまつわる作品を集めた展示。2007年に今回の東京展と同様ラフォーレミュージアム原宿で開催された展覧会の出展内容から『アリス』『人間椅子』なども含む構成で、同展を見逃した方にも嬉しい機会となります。また後期「~映画とその周辺~」は、今回の東京展を再構成した内容となる予定です。両会場とも、常に時代とともにある夫妻の作品が提起するものを、多様な文脈で紹介する展示となります。

今 敏 回顧展『千年の土産』

[ アニメーション, マンガ ]

【会期】2011年8月12日(金)-2011年8月24日(水)
【会場】新宿眼科画廊
【参考サイト】http://www.gankagarou.com/

映画『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』や、TVシリーズ『妄想代理人』などを手がけ、2010年8月24日に46歳で急逝したアニメーション監督、今 敏。その回顧展が、生前2008年に個展『十年の土産』を開催した同じ空間で開催されます。

今回は、今 敏がアニメーション作品のために制作したイラストレーション、またアニメーションの世界に活動の中心を移す以前にマンガ家として活動していた彼が、監督デビュー以前に描いたマンガ作品の原画、さらには私的なスケッチなど貴重な作品も展示されます。今が遺した「お土産」を、千年の時を超えて伝えたい。かかわる人々がそんな思いを込めて実現した回顧展です。会期中は今 敏トーク映像の上映も行われています。

ルパン三世展 ~This is the world of Lupin the 3rd~

[ アニメーション, マンガ ]


© モンキー・パンチ
© モンキー・パンチ/TMS・NTV

【会期】2011年8月10日(水)-2011年8月22日(月)
【会場】松屋銀座 8階大催場
【参考サイト】http://matsuya.com/m_ginza/

1967年にモンキー・パンチが発表したマンガ『ルパン三世』が、アニメーション化されて初めてTV放送されたのは1971年のことです。当時の子どもたちもいまは中高年ですが、現在でも年に一度放送されるTVスペシャルでは変わらぬ人気がうかがえます。

本展は、同作品のアニメーション化40周年を機に、原作マンガ、TVシリーズ、映画作品を一堂に紹介する初めての本格的な『ルパン三世展』です。モンキー・パンチによる原画約100点のほか、アニメーション制作時につくられた企画書や設定書、セル画や宣伝物なども展示。アニメーションスタッフたちが全力で携わってきた『ルパン三世』の多彩な歩みを振り返り、40年間にわたり制作者たちの創造力を刺激し続ける魅力の本質を紹介します。

アニメサザエさん展「サザエでございま~す」

[ アニメーション, マンガ ]

【会期】2011年7月16日(土)-2011年8月31日(水)
【会場】長谷川町子美術館
【参考サイト】http://hasegawamachiko.jp/

夏休み恒例の特別企画「アニメサザエさん展」が開催されます。2011年、生誕65年を迎えるサザエさん。そこで今年はこれを記念し、「サザエさん大図鑑」をテーマに、原作とアニメーション版のサザエさんがよくわかる展示が行われます。

多彩な展示内容は、たとえば「磯野家の間取りを大公開!」や、サザエさんの誕生秘話を原画と映像で紹介する「サザエさんうちあけ話」、今ではサザエさんでしか使われていないという貴重なセル画に直接触れられる「ワカメのさわれるセル画」など。またTVアニメーション『サザエさん』を制作する会社、エイケンの制作部長がアニメーションの制作工程を紹介するレクチャー「アニメサザエさんができるまで」も開催されます。なお同展は、フジテレビ・お台場合衆国2011連動企画でもあります。

MOTコレクション 特集展示 石田尚志

[ アニメーション, アート ]


『海坂の絵巻』2007年 横須賀美術館の展示風景 写真:内田芳孝
東京都現代美術館蔵

【会期】2011年6月11日(土)-2011年10月2日(日)
【会場】東京都現代美術館
【参考サイト】http://www.mot-art-museum.jp/collection/

1972年生まれの石田尚志は、絵画の生成を追ったドローイング・アニメーションにより躍進を続ける気鋭の作家です。波のように増殖する線を、ひとコマずつ描いては撮る手法で紡がれるその作品は、時間と空間をいかに分析するかという絵画の実践に新しい道を切り開き、実験映画のみならず、現代美術の分野でも近年高い評価を得ています。

本展示では、東京都現代美術館に新たに収蔵された最初期の映像作品や代表作から、物質や身体への志向を露わにした新作までが登場。広壮な空間に躍動感あふれる映像世界が展開されます。なお同館の常設展示である「MOTコレクション」では、毎回多角的な視点からテーマを設け、収蔵作品を中心とした展示を行っています。今期はこの特集展示と同時に「サイレント・ナレーター それぞれのものがたり」も併催します。

スタジオジブリ・レイアウト展

[ アニメーション ]


『崖の上のポニョ』
© 2008 二馬力・GNDHDDT

【会期】2011年2月26日(土)-2011年7月3日(日)
【会場】福島県立美術館
【参考サイト】http://www.art-museum.fks.ed.jp/

2008年の東京展を皮切りに全国を巡回する企画の福島展。「レイアウト」とは、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現されるすべてが描かれた「アニメーション映画の設計図」ともいえるものです。分業化が進んだ制作環境において、作品の統一感を持たせるうえでも重要な役割を果たしています。この工程は、高畑勲、宮崎駿両監督により1974年に『アルプスの少女ハイジ』で初めて本格的に導入されたと言われています。

この展覧会ではスタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館全面協力のもと、『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』まで、宮崎監督直筆のレイアウトを中心に、ジブリ以前に手がけた作品も加えたレイアウトを一挙に約1300点公開します。

※当初の5月22日(日)までの会期が、7月3日(日)まで延長されています。なおこの後、同展は熊本県立美術館に巡回予定(2011年7月15日-9月4日)。

古川タク展「あそびココロ」“1本の線から”

[ アニメーション ]


『SMILE』2011年

【会期】2011年7月9日(土)-2011年8月14日(日)
【会場】武蔵野市立吉祥寺美術館
【参考サイト】http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/

ユーモア溢れるアニメーションで知られる古川タクは、1975年『驚き盤』でアヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞を、1980年『スピード』で毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞するなど国内外で高く評価されてきました。NHKテレビ「みんなのうた」の映像を定期的に手がけてきたほか、イラストや絵本の世界でも活躍。近年は東京工芸大学で教鞭をとり、自称世界最高齢アニメーション創作集団「G9+1」でも活動しています。文化庁メディア芸術祭では『上京物語』が第3回アニメーション部門優秀賞を獲得したほか、2010年からは同部門主査を務めています。

本展では、「絵が動く」という現象への単純な驚き、おもしろさに溢れた古川のアニメーション群を上映するほか、イラストや絵本原画、インスタレーションなど多方面にわたる創作活動を紹介します。会期中は夜の屋外上映会や、古川タク+林静一の公開対談、ワークショップも開催予定。

メアリー・ブレア 人生の選択、母のしごと。

[ アニメーション ]


「ケヴィンとドノヴァン」1950年代 © The nieces of Mary Blair

【会期】2011年7月9日(土)-2011年8月28日(日)
【会場】札幌芸術の森美術館
【参考サイト】http://sapporo-art-museum.jp/

2010年に東京・銀座三越で開催された企画の巡回展。メアリー・ブレアは1950年代にディズニーのアニメ映画『シンデレラ』『ふしぎの国のアリス』『ピーター・パン』の色彩設計を担当するなど、独自の色彩感覚による愛らしい表現で知られています。こうした仕事の後にフリーランスのデザイナーとなり、絵本『わたしはとべる(I CAN FLY)』の挿絵や、ディズニーランド©のアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインも担当。多方面で輝かしい経歴を築きます。また、働く女性には厳しい時代において責任ある仕事をこなすいっぽうで、優しい母としての眼差しも忘れませんでした。彼女の創造性は家族との時間、子どもたちへの愛情によって、より豊かになっていったのです。

生誕100年を迎えて実現した本展は、スタジオジブリが所蔵する彼女の作品を中心に、母として生きたメアリーに焦点を当てます。展示を通して彼女の創造した世界を楽しみつつ、子どもたちに対する想い、愛情にも触れることができる機会となるでしょう。

~劇場公開記念~ 鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 展

[ アニメーション, マンガ ]


© 荒川弘/HAGAREN THE MOVIE 2011

【会期】2011年6月21日(火)-2011年9月19日(月・祝)
【会場】杉並アニメーションミュージアム
【参考サイト】http://www.sam.or.jp/

劇場アニメーション映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の公開を記念した、同作品をさらに深く知るための展覧会。シリーズ累計5千万部を突破した荒川弘のマンガ作品『鋼の錬金術師』は、“鋼”の二つ名(もうひとつの呼び名)を持つ錬金術師の少年、エドワード・エルリックと仲間たちの旅の行方を描いた物語です。アニメーション作品としても大きな人気を呼び、2011年夏に再びスクリーンに登場することとなりました。

これに連動して開催される同展では、この映画の魅力をそのキービジュアル、場面カットの展示に加え、作品紹介パネル、特報映像で紹介します。また、荒川弘が描いた原作マンガの複製原画なども展示し、会場内でのスタンプラリーも開催されます。

神戸ビエンナーレ2011・プレ企画 特別展「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展 ―天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女―」

[ アニメーション ]


時をかける少女『踏切』
© 山本二三

【会期】2011年7月16日(土)-2011年9月25日(日)
【会場】神戸市立博物館
【参考サイト】http://www.city.kobe.lg.jp/museum/

アニメーションの美術監督として多くの名作に携わる山本二三(にぞう)は、1977年にTVアニメーション『シートン動物記・くまの子ジャッキー』で美術助手を務め、翌年製作された『未来少年コナン』で美術監督に抜擢されました。その後も劇場版『じゃりン子チエ』『名探偵ホームズ』などの美術監督を務め、日本を代表するアニメーションの背景画家・美術監督として現在も活躍を続けています。

山本の背景画は、入念な取材と精密なスケッチに基づいて描かれます。本展では、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』、高畑勲監督の『火垂るの墓』、細田守監督の『時をかける少女』などに用いられた背景画や、その前段階で描かれるスケッチ、イメージボードなど約180点を展示。山本自身の選出によって、初期から最新作までの仕事を一堂に紹介しようとする初めての展覧会です。

フレデリック・バック展 木を植えた男。

[ アニメーション ]


© Societe Radio-Canada In partnership with the Atelier Frederic Back, Montreal.

【会期】2011年7月2日(土)-2011年10月2日(日)
【会場】東京都現代美術館 企画展示室1F・3F
【参考サイト】http://www.ntv.co.jp/fredericback/

フレデリック・バックは、1924年に当時は国連管理地区であったフランスのザール地方で生まれ、現在はモントリオールを拠点にするアニメーション作家。本展は、2度のアカデミー賞短編アニメーション賞受賞でも知られるこの名匠の世界を、日本で本格的に紹介する初めての試みです。

スタジオジブリらの協力のもと、アカデミー賞受賞作品『木を植えた男』の映像をはじめ、代表作の原画や戦前のフランス在住時のドローイングなど、およそ千点にのぼる貴重な作品を展示。“人間 フレデリック・バック”の魅力にせまります。自然と人間との関係、環境や先住民の文化をはじめとする、今日的な課題への洞察に富む作品世界に、さまざまな角度からふれられる展覧会となります。

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

[ アニメーション ]


『借りぐらしのアリエッティ』 © 2010 GNDHDDTW

【会期】2011年4月3日(日)-2011年6月12日(日)
【会場】愛媛県美術館
【参考サイト】http://www.ehime-art.jp/

2010年に公開されたアニメーション映画『借りぐらしのアリエッティ』の世界を、『キル・ビル Vol.1』『ザ・マジックアワー』など多くの映画で美術監督を務める種田陽平が、巨大セットを用いて美術館内に出現させます。

スタジオジブリの宮崎駿が企画を練り、米林宏昌監督がアニメーション映画として生み出したこの映画は、古い屋敷の床下で小人の一家が生活に必要な物を人間からこっそり「借りて」「くらし」ながら一所懸命に生きる物語。その世界が実写映画における美術制作の技巧を駆使して現実の立体空間へと蘇ります。観衆は小人になった気分で、その世界に入り込むことになるでしょう。会場ではほかにも、種田陽平がこれまでに手がけた映画美術や、今回の展示の制作資料も紹介。さらに、宮崎駿や米林宏昌監督、武重洋二・吉田昇両美術監督、そして美術の男鹿和雄らによる『借りぐらしのアリエッティ』のイメージボードや背景画など、一部初公開となる貴重な制作資料も出展されます。

横浜フランスアニメーション映画祭 2011

[ アニメーション ]

【会期】2011年6月11日(土)-2011年6月17日(金)
【会場】シネマ・ジャック&ベティ
【参考サイト】http://www.institut.jp/ja/evenements/10818

2005年より毎年開催されている、日本におけるフランス文化の祭典「横浜フランス月間」。その一環として、現代フランスのアートアニメーションを紹介する映画祭が開催されます。

内容は6つのプログラムから構成され、『キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険』(2005年、ミッシェル・オスロ監督)をはじめとする長編、またフランス外務省特選短編プログラムなどが上映されます。プロフェッショナルによる作品群に加え、今回はフランス・アングレームにあるヨーロッパ高等映像学校(École Européenne Supérieure de l’Image)と、東京藝術大学映像研究科の学生による作品群も紹介予定です。

アニメーションズ・フェスティバル アンコール

[ アニメーション ]

【会期】2011年6月18日(土)-2011年6月24日(金)
【会場】神戸アートビレッジセンター
【参考サイト】http://www.animations-cc.net/festival_encore.html

アニメーション作家、山村浩二を中心に結成された「Animations Creators and Critics」が企画する「アニメーションズ・フェスティバル」は、短編中心の新たなアニメーション映画祭。2010年東京でのレイトショーの盛況を受け、今回そのアンコール上映が行われています。

京都、東京、名古屋に続く神戸が今回の最終会場。Aプログラムは「2010(内的)宇宙の旅」をテーマに、山村の『頭山』(第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)をはじめとする世界各国の力作群を上映します。Bプログラムは「とかくこの世はせちがらい」をテーマに、イゴール・コヴァリョフの『フライング・ナンセン』ほか10作品を紹介。期待の日本若手作家陣からも、和田淳の『わからないブタ』(第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)と大山慶の『HAND SOAP』、植草航の『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』が登場します。短編アニメーションをスクリーンで堪能できる貴重な機会です。

カレル・ゼマン展 トリック映画の前衛 -チェコ・アニメ もうひとりの巨匠-

[ アニメーション ]

【会期】2011年6月14日(火)-2011年7月24日(日)
【会場】渋谷区立松濤美術館
【参考サイト】http://www.shoto-museum.jp/

人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカと並ぶ、チェコ・アニメーションを創設した代表的作家の本格的な回顧展。2010年の刈谷市美術館からの巡回となります。

ゼマンは第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地・ズリーンを拠点に制作を開始。ジュール・ヴェルヌの原作をもとに銅版画から着想した斬新な映像を展開した『悪魔の発明』(1958年)をはじめ、切り紙やガラスなどを使いさまざまな工夫をこらした映像をつくり出し、トリック映画の巨匠となりました。この展覧会では、その創作活動の全容をたどることを試み、遺族が所有する映画の原画や使用された人形とともに、制作過程の一端を知ることができる貴重な資料や絵コンテも展示。『悪魔の発明』『クリスマスの夢』『プロコウク氏映画制作の巻』などのアニメーション作品もDVDによって上映されます。

会期中には、同展の監修に携わった山村浩二(東京藝術大学大学院教授、アニメーション作家)の講演も予定。

企画展示「ねこバスから見た風景展」

[ アニメーション ]


©1988 二馬力・G ©Nibariki ©Museo d'Arte Ghibli

【会期】2011年6月4日(土)−2012年5月(予定)
【会場】三鷹の森ジブリ美術館 1階企画展示室
【参考サイト】http://www.ghibli-museum.jp/

スタジオジブリのアニメーション作品の特徴のひとつ「背景美術」の魅力を味わえる企画展。多くの人びとに親しまれる作品群の背景画にフォーカスし、バックライトパネルを使用したり、現実の空間に立体造形物と組み合わせた展示を行うことで、色彩、光や空間の表現の巧みさを新たな形で体感する場となります。

第一室では、『となりのトトロ』の背景画が登場。不思議な懐かしさと描き手の想いとが感じられる風景を、同作品中でも印象的な「ネコバス」の車内から見ることができます。第二室では『耳をすませば』に登場した東京近郊の住宅地の骨董品店「地球屋」や、『千と千尋の神隠し』で八百万の神様が訪れる飲食店、また湯婆婆の居住空間を展示。また『ハウルの動く城』のソフィーが針仕事を行うハッター帽子店の作業場や、『もののけ姫』のシシ神様の深い森なども登場。それぞれ個性的な名作映画の世界を、スクリーンとはまた違うかたちで体験できることでしょう。

なお、三鷹の森ジブリ美術館は日時指定予約制のため、入場には事前のチケット購入が必要です。

ギャラリー展示「イリュージョニスト」展

[ アニメーション ]


©2010 Django Films Illusionist Ltd / Ciné B / France 3 Cinéma tout droits réservés
©Museo d’Arte Ghibli

【会期】2011年3月2日(水)-2011年5月(予定)
【会場】三鷹の森ジブリ美術館 2階ギャラリー
【参考サイト】
http://www.ghibli-museum.jp/

フランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本をもとに、大ヒット作『ベルヴィル・ランデブー』の鬼才シルヴァン・ショメが詩情豊かに描く、儚くもあたたかい人生の物語『イリュージョニスト』。三鷹の森ジブリ美術館では、本作をジブリ美術館ライブラリー作品として、3月26日よりTOHOシネマズ六本木ほかにて劇場公開します。

この『イリュージョニスト』の公開に先駆け、3月2日よりジブリ美術館2階にて、ギャラリー展示「イリュージョニスト」展を開催します。展示では、シルヴァン・ショメ監督が描き出した個性的なキャラクターや、作品の舞台となったエジンバラ、スコットランドの離島の美しい風景を、貴重な制作資料とともに紹介。独特の人物造形や繊細な背景描写から成り立つ本作の魅力の一端をお伝えします。

なお、三鷹の森ジブリ美術館は日時指定予約制のため、入場には事前のチケット購入が必要です。

クレヨンしんちゃん・The アニメーションわーるど

[ アニメーション ]


©臼井儀人/ 双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

【会期】2011年2月23日(水)-2011年5月22日(日)
※4月末頃まで臨時休館予定
【会場】杉並アニメーションミュージアム
【参考サイト】
http://www.sam.or.jp/

1990年8月に『weekly 漫画アクション』に初めて掲載され、今や国民的キャラクターとなった「クレヨンしんちゃん」は、2010年7月で20周年を迎えました。「クレヨンしんちゃん・The アニメーションわーるど」では、テレビやマンガなどさまざまな分野で活躍するスーパー5歳児「クレヨンしんちゃん」の世界を紹介します。

会場では、1993年公開の映画『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面 VS ハイグレ魔王』から、最新作『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦』までのあらすじ、映画ポスター、特報映像などを一挙に紹介するほか、絵コンテと実際にできあがった映像を見比べることができます。

また、日本のみならず世界中で愛されている「クレヨンしんちゃん」を、世界各国で出版されたコミックスや、放送されたアニメーションで紹介します。

アニメカルタ展

[ アニメーション ]

【会期】2010年12月7日(火)―2011年3月13日(日)
【会場】大牟田市立三池カルタ 歴史資料館
【参考サイト】
http://三池カルタ・歴史.com

世界中で広く認識されるまでに発展した日本のアニメーション文化。そのおおもとをたどると、1953年に始まったテレビ放送、さらに1963年にスタートした日本初の連続TVアニメ『鉄腕アトム』が大きく作用したことは言うまでもないでしょう。

それらのアニメーション作品のほとんどが12歳以下の子どもを対象としていたため、登場人物などを商品化したキャラクターグッズを欲しがる年齢と重なりました。「アニメカルタ展」では、そんな社会背景のもと制作されてきたアニメカルタ約100点を展示。1960年代から現代までの代表的なアニメカルタを一覧することで、その時代ごとのキャラクターの移り変わりなども紹介します。会期中を1期と2期の2期間にわけ、記憶に残るキャラクターが多数登場するにぎやかな展覧会です。

ようこそ未来人 手塚治虫からの贈り物(メッセージ)

[ アニメーション, マンガ ]


手塚治虫 写真提供:手塚プロダクション

【会期】2010年12月18日(土)-2011年4月3日(日)
【会場】SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム
【参考サイト】
http://www.skipcity.jp/event/vm/1011161.html

日本のマンガ表現の基礎を確立し、デビューから1989年に亡くなるまでの40年間、800タイトル近くの作品を世に送り出した手塚治虫の足跡から、日本のマンガ・アニメーションの過程を辿ります。

本展では、手塚治虫が少年期に描いた昆虫のスケッチや、『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』などの貴重なマンガ原稿、セル画、愛用のベレー帽や筆記用具を特別に展示。また、アニメーションにかけた情熱から、国産初の本格的なTVアニメシリーズ『鉄腕アトム』を生み出すまでのエピソードを、アニメーション設定資料や制作風景の映像と合わせて紹介します。

手塚治虫が「未来人」と呼んだ21世紀の子どもたちに、マンガやアニメーションの面白さ、絵を描く喜び、自分が描いた絵が動く驚きを体感する機会を提供しながら、会場に訪れた来場者と共に、手塚治虫の永遠のテーマである「生命の尊さ」を再発見していきます。

にいがたアニメ・マンガフェスティバル2011

[ アニメーション, マンガ ]

【会期】2011年2月26日(土)―2011年2月27日(日)
【会場】NEXT21、りゅーとぴあ、県民会館・県政記念館、古町モール(予定)・西堀ROSA(予定)、ふれ愛古町(予定)
【参考サイト】
http://niigata-animangafes.com/

大型店舗の撤退や老舗の閉店など、かつて新潟市の中心繁華街だった古町は徐々に衰退の兆しを見せはじめており、厳しい経済状況の影響で中心地としての輝きを失いつつあります。本イベントでは、お米やお酒と同様に新潟が全国に誇れる「マンガ文化」が持つ可能性や魅力を通じて、新潟の元気な姿を全国に発信していきます。

新潟市は数多くのマンガ家を輩出しており、マンガ『パタリロ!』などで知られる新潟出身のマンガ家・魔夜峰央の原画展や、『ショムニ』の安田弘之など新潟にゆかりのあるマンガ家らによる応援イラスト展、日本最大のイラストコミュニティサイトpixivによる展覧会、懐かしのアニメの上映会、コスプレ撮影会など、幅広い年齢層に向けた、マンガ文化が根付く新潟だからこそできるアニメーションとマンガの祭典です。

企画展示「ジブリの森のえいが展—土星座へようこそ—」

[ アニメーション ]


©Museo d’Arte Ghibli

【会期】2010年11月20日(土)-2011年5月(予定)
【会場】三鷹の森ジブリ美術館 1階企画展示室
【参考サイト】
http://www.ghibli-museum.jp/

三鷹の森ジブリ美術館は、「迷子になろうよ、いっしょに。」をコンセプトとした、宮崎駿監督が館主を務める美術館。ここジブリ美術館のなかにある映像展示室「土星座」では、「初めて映画に出会う子どもたちにふさわしい作品を」という願いで制作されたオリジナルアニメーションを上映しています。企画展示『ジブリの森のえいが展』では、このアニメーション全8作品を、立体造形物やパネルなどで紹介しています。

日本民話が題材の「ねずみ」のお話『ちゅうずもう』や、長編映画と同じくらいの作画枚数で緻密に描かれた水のなかでの恋物語『水グモもんもん』、『となりのトトロ』のめいちゃんのある一日の不思議な体験を描いたお話『めいとこねこバス』。これら多彩な作品を紹介した展示室は、眺めるだけでなく、触ったり、腰掛けたりでき、まるでおもちゃ箱をひっくり返したように賑やかです。また、8作目最新作『パン種とタマゴ姫』の上映開始にあわせ、展示も後期が始まりました。私たちが毎日口にしている食材、小麦や卵が命を持ってスクリーンで動き出す不思議なお話が、映画と展示の両方で楽しめます。

なお、三鷹の森ジブリ美術館は日時指定予約制のため、入場には事前のチケット購入が必要です。

ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ

[ アニメーション ]


映画にもとづくエスキース『明るい光に向かうオオカミの子』 1985年[F.Y.]

【会期】2010年10月16日(土)-2010年11月28日(日)
【会場】三菱地所アルティアム
【参考サイト】
http://artium.jp/exhi/

ロシアを代表するアニメーション作家、ユーリ・ノルシュテインと、彼の作品の多くの美術監督を務めるフランチェスカ・ヤールブソワ。実生活でもパートナーである夫妻のこれまでの作品を一堂に集めた展覧会です。「映像の詩人」とも呼ばれるノルシュテインの作品は切り絵による繊細な表現で、鋭い観察眼から生み出された詩情溢れる映像は人間や世界への愛情に満ちています。また、マルチプレーンと呼ばれる多層のガラス面に切り絵を配置する手法によって、独特の深い映像空間がつくり出されます。

本展ではアニメーション映画を中心に、夫妻の創作の過程、映画完成後の展開を紹介します。絵コンテやデッサン、映画製作後に再構成された美しいエスキースやコラージュ、切り絵を配置したマルチプレーンを展覧会用に再現したマケット(模型)など約100点を九州初公開。さらに、松尾芭蕉七部集の連句を映像化した『冬の日[発句]』や、制作中の『外套』(部分)など代表作の上映プログラムも実施され、作品で溢れる空間の中で映像を鑑賞することができます。「日常生活の中で気づかれない最も小さな部分が芸術作品では大事な出来事になるのです」と語るノルシュテイン(同展図録より)の世界に、さまざまな形でふれることのできる展覧会です。

デジタルコンテンツEXPO 2010

[ アニメーション ]


『CG アートギャラリー』

【会期】2010年10月14日(木)-2010年10月17日(日)
【会場】日本科学未来館、東京国際交流館
【参考サイト】
http://www.dcexpo.jp/

デジタルコンテンツ産業の5年、10年先の将来像を描き出す国際的イベント「デジタルコンテンツ EXPO 2010」では、未来技術を体験できる実演展示をはじめ、世界の第一線で活躍するクリエイターや研究者によるシンポジウム、超高精細映像や3D映像の上映など盛りだくさんのプログラムを実施します。

3回目の開催となる今回、技術展示ゾーンでは、CGや3D、VR、ARなどのキーワードに代表される最先端技術を約70点展示するほか、シンポジウムにはスタジオジブリの鈴木敏夫や、映画『モンスターズ・インク』などでのキャラクター表現技術でCG功労賞を受賞したピクサー・アニメーション・スタジオのマイケル・カスが登場します。さらに、世界中が注目する人間そっくりの二足歩行ロボット『HRP-4C』による歌とダンスのパフォーマンスや最先端3Dコンテンツの上映など、約70のセッションを実施します。

やさいのようせい展 ~ふしぎなキッチン~

[ アニメーション ]


©2007-2010 天野喜孝 /DML・「N.Y.SALAD」パートナーズ

【会期】2010年8月24日(火)-2010年11月21日(日)
【会場】杉並アニメーションミュージアム
【参考サイト】
http://www.sam.or.jp/event.php

舞台はニューヨークのとあるキッチン。満月のあかりが差し込んでくる夜に、月の魔法で次々と目をさました野菜の妖精たちのたのしい「遊び」や「冒険」の物語が繰り広げられてゆきます。

毎週NHK教育テレビで放送されている『やさいのようせい』が、この秋杉並アニメーションミュージアムにやってきます。今回の展示会では、小さなお友だちが楽しめるしかけがいっぱい。もちろん、アニメーションのミュージアムらしく、原作者の天野喜孝先生の貴重な資料なども展示します。

トイ・ストーリー3の世界展

[ アニメーション ]

トイ・ストーリー3の世界展
©Disney/Pixar

【会期】2010年7月1日(木)-2010年9月5日(日)
【会場】NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]特設会場
【参考サイト】
http://nttls-exhibition.jp/toy3/

世界中で子供から大人まで幅広い世代を魅了するディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー』の集大成となる『トイ・ストーリー3』の世界を紹介する展覧会です。本展では、ピクサーアニメーション・スタジオ/ウォルト・ディズニー・ジャパンの協力のもと、映像、アートワークを中心に、その高度なデジタル・アート技術に焦点を当て、作品のストーリーやキャラクターの紹介、メイキングの様子など制作過程の裏側を紹介します。

展示にあたっては、NTTグループのICT技術である「てのりぽっぷ」などを活用し、まったく新しいタイプの展覧会を提供します。

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

[ アニメーション ]

「借りぐらしのアリエッティ」
「借りぐらしのアリエッティ」 © 2010 GNDHDDTW

【会期】2010年7月17日(土)-2010年10月3日(日)
【会場】東京都現代美術館
【参考サイト】
http://www.ntv.co.jp/karigurashi

クエンティン・タランティーノ、三谷幸喜ら数々の映画監督から絶大な信頼と高い評価を受ける美術監督、種田陽平が生み出す異世界を、私たちは通常、完成した映画を通してしか観ることができません。どんなに魅力的に作られた映画のセットも、撮影終了とともに解体され、直接目にする機会はほとんどないからです。

今回、宮崎駿監督が企画を練ったアリエッティの世界をスタジオジブリ・米林宏昌監督がアニメーション映画に、そして種田陽平が実写映画の技を惜しみなく注ぎ込み、現実にあるセットにします。小人たちが生活に必要な物を人間の家から「借りてきて」「暮らしている」そして、「ひっそりと」「一所懸命に」生きる。映画に描かれた暮らしぶりが、種田陽平の手によって、展示室に出現します。

展覧会では種田陽平がこれまでに手掛けた映画美術の資料や、『借りぐらしのアリエッティ』の資料なども展示します。映画の品格を決めると言われる映画美術。その魅力を見て、触れて、「体感」する展覧会です。

サンライズフェスティバル2010夏

[ アニメーション ]

サンライズフェスティバル2010夏

【会期】2010年8月7日(土)-2010年9月3日(金)
【会場】テアトル新宿
【参考サイト】
http://www.sunrisest.jp/sunfes2010/

アニメーション制作会社「サンライズ」と、映画館「テアトル新宿」がタッグを組んだ、約1ヶ月にわたる特集上映です。

各週テーマに沿った作品が連日にわたり上映されます。サンライズ創業からの初期作品を選出した「アーリーサンライズウィーク」、ガンダム劇場作品を一挙に上映する「ガンダムウィーク」、90年代で多くの子供たちを魅了したエクスカイザーからガオガイガーまで上映する「勇者ウィーク」、テレビシリーズから最新の幻影篇までを上映する「ボトムズウィーク」など、サンライズの歴史と作品の幅広さを感じることができるでしょう。

また、初日8月7日には前夜祭「イデオンナイト」も開催されます。各週のオールナイトイベントでは、ゲストを招いたトークショーも行われるほか、サンライズフェスティバル2010夏の会場でしか見られない貴重映像も公開予定です。
詳しい情報は公式サイトをご覧下さい。随時情報の更新をしております。

シネマイクスピアリ10th Anniversary 名作アニメーション特集上映「ANIMATIONS&FUN」

[ アニメーション ]

シネマイクスピアリ10th Anniversary 名作アニメーション特集上映「ANIMATIONS&FUN」
「時をかける少女」
配給:角川映画
©『時をかける少女』製作委員会2006

【会期】2010年6月5日(土)-2010年6月27日(日)
【会場】シネマイクスピアリ
【参考サイト】
http://www.cinemaikspiari10th.com/animations/

物語とエンターテインメントにあふれる街イクスピアリのシネマコンプレックス「シネマイクスピアリ」は、2010年7月にオープン10周年を迎えます。これを記念して、名作アニメーション映画を特集上映する「ANIMATIONS&FUN」を2010年6月5日より23日間、開催しています。

この特集上映は、日本が世界に誇る文化である「アニメーション」の素晴らしさや楽しさを映画館の大スクリーンで再発見していただけるよう、日本国内の作品はもちろん、世界各国の作品まで、シネマイクスピアリがバラエティ豊かなアニメーション作品を厳選し、その魅力をお届けするものです。世界をリードしてきた日本のアニメーションからは、その黎明期から80年代までの懐かしい作品を中心に、さらに世界の良質なアニメーションや記憶に新しい話題作を加えて、計22本(上映タイトル総数:27作品)をセレクトしました。また、三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長など、上映作品関係者をお招きしたトークイベントも開催予定です。

第10回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2010

[ アニメーション ]

第10回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2010ウィーン、1983
東京都写真美術館蔵 © Seiichi Furuya

【会期】2010年5月9日(日)-2010年6月5日(土)
【会場】ラピュタ阿佐ケ谷
【参考サイト】
http://www.laputa-jp.com/laf/

「ラピュタアニメーションフェスティバル」は「アニメーション文化の振興」を目的として2000年から開催され、国内外の良質なアニメーションを上映してきました。

第10回目となる今年は世界の未知なるアニメーション作家たちを大特集。エストニアの巨匠プリート・パルンの最新作『雨の中のダイバー』を始め、映画『ラン・ローラ・ラン』のアニメーションパートも手掛けるドイツの名匠ギル・アルカベッツ、『プリーズ・セイ・サムシング』のベルリン映画祭短編部門グランプリ受賞が記憶に新しいドイツの新星デヴィッド・オライリーなど、世界各国の個性あふれる作家の作品群を上映します。

また、特別上映として、片渕須直監督の劇場公開作2本を上映します。昨年末にラピュタ阿佐ケ谷のレイトショーで大好評を博した『マイマイ新子と千年の魔法』を再び上映。また、監督前作の『アリーテ姫』は良質な作品ながら劇場上映の少ない作品なので、この機会にぜひスクリーンでご鑑賞ください。

ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-

[ アニメーション ]

ANIMAX MUSIX-SPRING 2010-

【会期】2010年5月15日(土)―5月16日(日)
【会場】JCBホール(東京)
【参考サイト】
http://www.animax.co.jp/animaxmusix/

ANIMAX MUSIXは、「アニメ」や「アニメミュージック」の魅力を、世界のアニメファンへ発信してきました。3回目となる今回は、人気テレビアニメシリーズ『マクロスF』の歌姫シェリル・ノームの歌でお馴染みのMay'n(メイン)や、「第51回輝く!日本レコード大賞新人賞」を受賞したSCANDALを中心に、ELISA、飛蘭、Mizca、喜多修平、佐咲紗花ら「アニメミュージック」で活躍するアーティストを迎え、2日間のライブイベントを実施します。
ライブで歌うアニメミュージックをアーティストが選ぶ“Day1 Artist Selection”(15日)、ファンが選ぶ“Day2 Fan Selection”(16日)の2日間で構成されます。イベントのライブ映像や特典映像は、国内のアニマックスのみならず、ソニー・ピクチャーズテレビジョンが展開する海外の「アニマックス」での放送やウェブサイトを通じてお届けする予定です。
さらに、出演アーティスト同士のコラボレーションライブや、アーティストがプロデュースするイベントオリジナルグッズを製作・販売するなど、 2日間でファンとアーティストが一体となる企画を盛り込み、世界中のファンへお届けすることを目指します。

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