[2月 机上の質感]
『desktop reactor』 五島 一浩
「束の間浮かび上がり、また消えていく『モノ』の細部」
馴染み深い品が、ほんの少し視点を変えることで、まったく違った顔を見せることがあります。今回は、連続する静止画をオーバーラップだけでつないでいくという「z reactor」のテクニックをもとに、身の回りにあるオブジェクトの細部のパターンに注目してみました。アウトフォーカスから束の間浮かび上がり、また消えていく「モノ」の細部。それぞれのオブジェの持つパターンと、反復するカメラワークの時間軸上でのパターンが重なり、素材の質感に溶け込むような浮遊感を味わっていただけると幸いです。
五島 一浩(ごしま かずひろ) 現在フリーの映像制作者として、マルチメディアコンテンツ、コンピューターグラフィックをはじめとする映像制作に携わる。3D-CGアート作品「FADE into WHITE」シリーズ、実験映像「z reactor」などでイメージフォーラムフェスティバル大賞、アヌシー国際アニメーション映画祭入選、文化庁メディア芸術祭優秀賞などを受賞。他、映像作品多数。各国の映画祭で高い評価を受けている。現在製作中の実写映画「Different Cities」が、まもなく完成予定。 |



