[10月 紗綾形(さやがた)文様]
『紗綾形都市』 齋藤 浩
「文様を理屈抜きに眺めていると、未来の都市や古代の遺跡などが頭の中に広がってくるのです」
いわゆる文様って、単純化されればされるほど生活に溶け込んでいき、本来のモチーフであるものの意味をあまり意識しなくなってしまいます。でもそうなると見る際の制約もなくなるので、そこからさまざまなイメージが生まれてきます。
今回選んだ紗綾形(さやがた)文様は、計算されつくした究極の幾何学パターンだったりします。でも、型染めの際の利便性云々といった理屈を抜きに、ただボーッと眺めていると、私の場合いろいろな風景—未来の都市や古代の遺跡などが頭の中に広がってくるのです。
齋藤 浩(さいとうひろし) 1969年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科卒同専攻科修了。創美企画、CCレマンを経て、現在齋藤浩デザイン室 [tong-poo graphics]主宰。毎日広告デサイン賞優秀賞、準朝日広告賞、ニューヨークADC merit賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞他。日本グラフィックデザイナー協会、ニューヨークADC、ディジタル・イメージ各会員。 |


