このコーナーも今回で最終回だ。そこで、最後にメディアアートに使えそうな新しいデバイスやサービスなどに関する情報を探す場所を紹介しよう。
- SIGGRAPH (http://www.siggraph.org/)
やはりまずこれは紹介しておかなくてはいけない。毎年8月初頭にサンディエゴで開催されるコンピュータグラフィックスの展示会だ。いまではいわゆるCGだけではなく、空間を展示するようなデバイスも増えて来ている。また「世界最大かつ最高のCGの祭典」として、世界中から寄せられる最新の研究やアートのコンテストが開かれるのも重要だ。
あとは、日本国内のものにしよう。どうしてもこの手の展示会は東京近辺で行われるものが多くなるようだ。
- 産業用バーチャルリアリティ展 (http://www.ivr.jp/)
バーチャルリアリティデバイスが、まだ研究段階のものから、既に製品化されているものまで一同に集まる展示会だ。会場はそれほど広くないが、体験展示が多いので、全部見るのには、待ち時間も含めて意外に時間がかかる。ディスプレイやデータグローブなどのほか、モーションキャプチャーユニットなど、VRデータを作るために必要なアイテムの展示もある。
また、機械要素技術展も併催される。こちらはずっとかたい感じの展示会だけれど、余裕があったらついでに見てみよう。センサーユニットなど、使えそうなデバイスも見つけられるかもしれない。
- 国際画像機器展 (http://www.seiki-tsushin.com/ite/)
- 画像を撮影、表示するデバイスの展示会。視覚に特化はしているがやはり最新のデバイスが展示される。こちらはすでに商品化されているもの中心だ。たいてい即売会が開かれているのも魅力。
- 国際 文具・紙製品展(http://www.isot-fair.jp/)
文具が好きだとか、新しいアイディアは文具店をまわって考えるとかいう人は結構いる。そういう人向けの展示会がこれだ。普通の人から見れば単なる文具でも、見る人が見れば使えるネタになるなんてものがいっぱいだ。
今年からはホビー&クラフトワールド(http://www.isot-fair.jp/hcw/)が併催されるようになった。こちらも注目だ。
- 日本印刷技術協会 (http://www.jagat.or.jp/page/)
- 基本的には印刷関係の展示会なのだけど、年によっては電子ペーパーのような未来のデバイスが展示されることもある。
- 東京おもちゃショー(http://www.toys.or.jp/toyshow/)
- おもちゃというのは本質的にインタラクティブな作品だ。今年はどんなものが流行しているのかチェックするためにも出かけてみたい。まだ発売前のおもちゃがさりげなく展示されていることもあるので要注意だ。難点はものすごく混むこと。
- インタラクティブ東京 (http://interactivetokyo.jp/)
これは参加されている人もいるかもしれない。日本におけるインタラクティブ作品の展示会だ。その年のSIGGRAPHで評価を受けたものが展示されることも多いので見逃せない。
また、国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)の東京大会も併催されるので、こちらは今出てきたばかりのアイデアが見られる。
- Engadget Japanese (http://japanese.engadget.com/)
- 世界中のガジェット的なアイテムを紹介するEngadgetサイトの日本語版。ハイテク系のものが多い。紹介文のちょっとシニカルなムードもいい。
- Gizmodo Japan (http://www.gizmodo.jp/)
- こちらもガジェットを紹介するサイト。こっちのほうがモノだけではなくコトも取り上げる頻度が高い感じだ。
- 百式 (http://www.100shiki.com/)
日本国外のユニークなサイトを日替わりで(!)取り上げる有名サイト。もともとのコンセプトがいいもの、技術的におもしろいもの、アート的にかっこいいもの、ガジェットとしてすてきなものなどいろいろ紹介される。
リンクをたどっているとどんどん時間が経ってしまい、仕事が進まなくなるので要注意。
- PingMap (http://www.pingmag.jp/j/)
- ドイツ生まれのページ作者が、日本で見つけたおもしろいものを発信するサイト。直接メディアアートにはつながらないかもしれないけど、見慣れたものを違った視線から見直すということをさせてくれる。インタビュー記事も多い。
これらの展示会やウェブサイトで紹介される最新テクノロジーや新しいアイデアの中に、メディアアートのヒントが隠されているかもしれない。
こばやしゆたか ライター。最新技術から少し変わったおもしろい技術まで幅広く取り上げ、HOTWIREDをはじめ、さまざまな媒体で紹介している。無類のペンギン好きでもある…と書くとLinuxのことだと思う人が多いが、そうではなく本物のペンギン、とくにアデリーペンギンが好きで、ペンギンのウェブサイトも運営している。 |


