Media Arts File チェブラーシカ

チェブラーシカ作者:Р. Качанов

チェブラーシカ

作品概要

オレンジの木箱に閉じ込められて、遠い南の国からやってきた、大きな耳の小さないきもの。起こしてもすぐに倒れてしまうので「チェブラーシカ(ばったりたおれ屋さん)」と名づけられたこの正体不明のいきものは、動物園にも受け入れを拒否され、都会の片隅の電話ボックスで暮らしていた。そんな彼が出会ったのは、動物園で働く、一人暮らしの孤独なワニ・ゲーナだった。 「この街には、いったいどれくらいいるんだろう。ひとりぼっちの人が」 ふたりの優しさが今、この街に、ささやかな幸せを生み出してゆく――。
これは、1967年に出版された、「わにのゲーナ」というエドゥアルド・ウスペンスキーの児童文学をもとに、アニメーションの巨匠、ロマン・カチャーノフによって制作された、コマ撮りのアニメーションである。

作者プロフィール

監督:Р. Качанов(ロマン・カチャーノフ)
1921年、ロシア・スモレンスク生まれ。1946年にソ連国営スタジオのソユーズムリトフィルム付属のアニメ美術コースを修了。1958年にアナトーリ・カラノーヴィチと共同製作の『老人と鶴』を発表し、人形アニメーションの監督としてデビュー。『ミトン』(67)でアヌシー国際アニメーションフェスティバル一等賞を受賞し、その才能と技術力は世界の著名なクリエイターに絶賛された。『ママ』(72)など都市生活者の視点を描いている斬新な作品を発表したのも特筆すべき点である。1969年の『ワニのゲーナ』は国民的人気を博し、83年までにシリーズ4作品を制作した。

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