フォト・セセッション
Photo-Secession
1902年、アルフレッド・スティーグリッツとエドワード・スタイケンが中心になって結成された写真家グループ。ほかにはアルヴィン・ラングダン・コバーン、フランク・ユージン、クラレンス・ホワイト、ガートルード・ケーゼビアらが参加した。機関誌『カメラワーク』を通巻50号に渡って刊行し、また1910年にはニューヨーク州バッファローのオルブライト・アート・ギャラリーで「絵画主義写真国際展」を開催するなど、写真による絵画的表現を目指したピクトリアリズムを牽引した。その一方で1905年には、ニューヨーク5番街291番地に小ギャラリーを開設(1908年に「291」と改称)、ここを拠点にロダン、マティス、ピカビア、ブランクーシらの作品を初めてアメリカに紹介する一方、マースデン・ハートリーやジョージア・オキーフ、ジョン・マリンなどの若いアメリカ人画家にも発表の場を提供するなど、今世紀初頭のアメリカのモダニズム芸術運動の展開に当たって大きな役割を果たした。その活動は、実質的には1910年代前半に、名目的にも機関誌が終刊し、ギャラリーが閉廊した1917年には終焉するが、中心人物であったスティーグリッツはその後もアン・アメリカン・ブレイズなどの画廊で、新しい芸術動向の紹介を積極的に続けた。




