シベリア鉄道
Транссибирская магистраль

ロシアのシベリア南部を東西方向に横断し、ロシア西部と極東地方を結ぶユーラシア大陸横断鉄道。当初開通したのはウラル山脈東麓のチェリャビンスクから日本海に臨むウラジオストクに至る7416キロメートルの区間だったが、現在ではモスクワとウラジオストク間の約9300キロメートルの区間が開通している。1891年に帝政ロシア政府はシベリア地方の開発と軍事力の強化を目的として大陸横断鉄道の建設を決定し、多くの囚人を動員した過酷な建設工事の結果、1895年より各区間が断続的に開通し、日露戦争の最中の1904年9月に全線が開通、極東の戦場に数十万の将兵と大量の武器弾薬を送り届ける役割を果たした。ロシア革命後も、シベリア開発のために不可欠なインフラであることにかわりはなく、またシベリア鉄道をモデルとしたポスターなども多数制作された。21世紀の現在、シベリア鉄道は全線電化されており、中国や北朝鮮に延びる支線も開通している。モスクワ-ウラジオストク間は、ハバロフスク、イルクーツク、ノボシビルクスなどを経由する路線によって、6泊7日で結ばれている。




