タイタニック号

[ 1910年代, ]

タイタニック号 提供先:KUDOS MARINE

イギリス・ホワイトスターライン社が建造した客船。正式名称はR.M.S. Titanic。重量は4万6329トン、全長269.1メートル、幅28.2メートルに達し、進水時世界最大規模の大型船だった。ただし船速は22ノットで、シャンデリアや飾り窓を多用した豪華な内装やプロムナード・デッキのついたスイートルームが設けられるなど、速度よりは快適さを重視したつくりとなっていた。大西洋航路に就航し、1912年4月10日、サザンプトンからニューヨークに向けて処女航海に出航するが、5日後の夜にニューファンドランド沖で氷山に激突して浸水し、約3時間後には沈没した。そのときの乗員・乗客は計2224人であったが、救命艇の収容人員は最大でも1178人分しかなく、乗りそこねた1513人が死亡する史上最大の海難事故へと発展した。二重底と防水区画を採用していたタイタニック号は「不沈船」ともうたわれる堅牢な船体を誇ったが、出発時の手違いで双眼鏡を使えなかったことと、激突時に大きな亀裂が生じたのが致命傷となった。なおこの海難事件は、史上初めて「SOS」の国際救援信号が発信されたことでも知られており、小説や映画など多くの物語の題材ともなっている。

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