ライカ

[ 1920年代, ]

1920_leica.jpg

ドイツのカメラ・ブランド。1849年にウェッツラーで創業された老舗メーカー、エルンスト・ライツ社のカメラを「LEItz CAmera」と略称したことに由来する。1916年、ライツ社に勤めていた技術者オスカー・パルナックは、当時の標準機だった重い乾板を利用した大型カメラとは異なる、小さいネガを採用した小型カメラ「ウル・ライカ」を独自に考案したが、その高性能ぶりに眼を見張った2代目社長エルンスト・ライツ2世は1925年、レンズに改良を施した同機の市販タイプを開発、「ライカA型」の名で世に送りだした。初年度の生産台数は約1,000台に過ぎなかったが、ライカはそのコンパクトなサイズと解像力の高さにおいて並ぶものがなく、1934年にはライカタイプと呼ばれる量産型カメラの製造を開始し、そのブランド名は世界のカメラ市場に広く浸透した。当時はシュルレアリスト、ダダイスト、あるいはロシア構成主義やバウハウスなどによって新しい写真表現の可能性が開拓され、またアメリカでは新しい写真雑誌「ライフ」が創刊されるなど、本格的なフォト・ジャーナリズムの時代を迎えつつあったが、高性能で気軽に持ち運ぶことのできるライカはその趨勢のなかにあって大いに重宝され、世界中のジャーナリストやアーティストの注目の的となったのである。

ライカカメラジャパン
http://www.leica-camera.co.jp

ページ上部へ戻る

Pick Up Archive 今こそ読みたい。これまでの記事をご紹介

中村 勇吾

巨匠インタビュー
中村 勇吾

ボツになるほど、引き出しが増えていくということですから...

トーチカ

作家インタビュー
トーチカ

作品をつくろうと思ってつくったものじゃないんです。始まりは...

竹宮 惠子

巨匠インタビュー
竹宮 惠子

スランプでも描くことをやめなかったことが、一番私を救ったと思う...

渋谷 慶一郎

コラム:データミュージアムは可能か? 渋谷 慶一郎

電子音楽とメディアアートの関係について考えてみると、その2つの...

押井 守

巨匠インタビュー
押井 守

実写であれ、アニメであれ、僕が一貫してやってきたことは...