ディズニー映画

[ 1930年代, ]

1923年に創設されたウォルト・ディズニー・カンパニーは、創業者であるウォルト・ディズニーの陣頭指揮の下次々と新しい作品を世に送りだしてきた。1928年には世界初のトーキー・アニメ作品『蒸気船ウィリー』を制作したディズニーは、1932年には世界初のカラー・アニメ作品『花と木』を、1937年には代表作『白雪姫』を制作し、最初の黄金時代を迎える。アニメーション映画は映画史の最初期より存在したが、その表現は総じて質が低く、大半の作品は実写作品の合間に上映される子供向けの息抜き程度にしかみなされていなかった。そこにディズニーは手間を惜しまない作画、子どもにも親しみやすい名作童話のアレンジ、動物キャラクターの擬人化などの手法を導入し、アニメーションを親子揃って楽しめる良質の娯楽映画へと高めたのである。ミッキーマウスやバンビ、ダンボのようなオリジナルキャラクターは子どもたちの大人気を博し、街では「ハイホー」や「口笛吹いて精出して」などの映画主題歌がひっきりなしに流れるようになった。その後ディズニーは一時期低迷するものの、アニメーター養成学校での後進の育成やディズニーランド開園 などの企業努力が実を結んで影響力を取りもどし、現在に至るまでアメリカ屈指の一大エンターテインメント産業として君臨しつづけている。

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