ラジオ・デイズ
Radio Days
『ラジオ・デイズ』ウディ・アレン 監督
(発売:20世紀フォックス ホームエンターテイメント)
1930年代に黄金時代を迎えたアメリカのラジオ文化を称した言葉。アメリカに初めてラジオ局が開局したのは1920年のことだが、それから10年後の1930年に全米のラジオ局は総数600を超えるほどに成長した。各地のラジオ局で流れていたグレン・ミラー、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、アーティ・ショーらのポピュラー音楽はいずれも大ヒットを記録し、また19世紀末に創刊された音楽雑誌『ビルボード』はその大ヒットを受けて大幅に誌面を刷新、独自の統計に基づいて週単位で楽曲をランキング化する「ヒットチャート」を導入して大成功を収めた。またこの当時のラジオでは、台詞の朗読によるラジオドラマも人気を博しており、『エイモスとアンディ』や『ローンレンジャー』などの人気番組は3000万人以上の聴衆をひきつけたといわれている。第二次大戦後、大衆娯楽の主役は新しいメディアであるテレビへと移行していくが、音楽ショー、ドラマ、バラエティといった番組の形式は、いずれも戦前のラジオに由来している。1987年には、この時代の無邪気な雰囲気を巧みに再現したウディ・アレン監督・脚本の映画『ラジオ・デイズ』が公開された。




