アポロ計画
Project Apollo
Photo credit:NASA アメリカがジェミニ計画、マーキュリー計画についで展開した大規模な宇宙開発計画。1960年代初頭の発案時には有人地球周回飛行が主目的とされていたが、当時アメリカが宇宙開発競争でソ連の後塵を拝していたこともあってか、就任間もないケネディ大統領の強い意向によって、計画の目標は1960年代中の有人月面着陸へと修正された。1967年には具体的なミッションが開始され、試験飛行を繰りかえしたあとに1968年のアポロ7号より本格的な有人飛行へと移行、リハーサルによるデータの蓄積を経て、1969年7月16日にはアポロ11号が人類史上初の有人月面着陸に成功し、「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」というニール・アームストロング船長のメッセージが全世界に向けて発信された。その後も数度に渡って有人月面着陸が行なわれるが、当初の目的を達成したこともあり、1972年のアポロ17号の有人飛行を最後に計画は終了した。国家の威信を賭けて天文学的な予算を計上したこの計画は、大手の軍需産業に多大な利益をもたらした半面、経済性の悪さがしばしば批判にさらされたため、以後アメリカの宇宙開発は再利用可能なスペースシャトル中心へと移行していく。




