ブレードランナー
Blade Runner
『ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション』リドリー・スコット 監督
(発売:ワーナー・ホーム・ビデオ)
(価格:3,980円(税込))
1982年公開のアメリカ映画。リドリー・スコット監督作品。フィリップ・K・ディックのサイバーパンク小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作とする。前作『エイリアン』でSFとホラーを融合した新境地を切りひらいたスコットは、本作ではさらに先鋭的な視覚イメージを追求し、環境汚染にまみれた近未来の巨大都市を舞台に、レプリカントと呼ばれる人造人間が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する、ハードボイルドやフィルム・ノアールの要素を取りいれた凝りに凝った映像世界をつくりあげた。この映像美は、スコットの才覚にくわえ、美術担当のシド・ミードや視覚効果監修のダグラス・トランブルといったスタッフの卓越した手腕にも負う部分が大きかった。『スター・ウォーズ』や『レイダース』でトップスターとなったハリソン・フォード主演の大型作品ということもあって観客動員も期待されたが、難解で陰鬱な作風が受けずロードショー時は日米ともに不入りに終わった。しかしビデオソフトの普及を機に多くのファンに浸透し、再評価が進んだ現在ではSF映画史上屈指の傑作との声も少なくない。紆余曲折があった作品の受容プロセスを反映してか、本作には5つの異なるヴァージョンが存在する。



