クリエイティブ・コモンズ

[ 2000年代, ]

『クリエイティブ・コモンズ』 『クリエイティブ・コモンズ―デジタル時代の知的財産権』
クリエイティブコモンズジャパン編集
Lawrence Lessig原著
(NTT出版)

知的財産の保護をはかりつつ、著作物の積極的な運用をめざして2001年にスタートしたライセンス活動。具体的には、著作者が自分の著作物を独占しなくてもよいと考える場合に、「表示」「改変禁止」「非営利」「継承」の4項目についてそれぞれ可否を決定し、利用者は著作者の定めた条件に従えば、無料で作品を利用できるようになるという形で運用される。対象となる著作物は文書、映像、音楽など多岐に渡る。本格的なインターネット時代を迎え、スタンフォード大学のローレンス・レッシグらがサイバー法学の観点から提唱した仕組みだが、実際の運用にあたっては専門的な法律知識は必要ない。しばしば著作権の放棄と誤解されがちだが、実際には著作権の保護とパブリックドメインの充実を両立させることで、クリエイターの自由な創作行為を促すことに主眼が置かれている活動といえよう。2004年にはアルス・エレクトロニカ賞を受賞。日本でもGLOCOM(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)の主導により「クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」の設立準備が進められ、2007年にはNPO法人として認可された。利用にあたってのガイドラインは国際標準に沿ったものとなっている。

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