推薦を集めた作品の作者にインタビューしました。


――まず、多くの人に推薦されたことについて感想をお聞かせください。
大変嬉しく思っております。ありがとうございます。
――なぜ時計のモチーフを選ばれたのかお聞かせください。
時計そのものがまず非常に魅力に感じますし、また「廻る」というのはとても麻薬的な動作です。仕掛け時計を使った理由のうちのひとつには、廻る針に連動する仕掛け、という仕組みが既に知れている、そこには説明の必要がないことが挙げられます。
――別の場所でのインタビューで「アクシデントは大切なもので、何か新しい展開への前触れ」と語っていらっしゃいましたが、『DAYDREAM』制作中に生じたアクシデントと、そこからの新しい展開とは何だったのかをお聞かせください。
アクシデントとは、撮影時にて、モデルの方がある動作を再現できなかったことです。それにより、大きな時計塔を廻して仕掛けが動く(世界にはいくつもの、からくり時計塔があります)という設定から、屋内にある掛け時計を廻しその中の仕掛けが動く、ことへと変化しました。
――音楽がとても魅力的ですが、音楽を担当されたRyo Fukudaさんについてお聞かせください。
私は中学卒業後日本橋の生地関連の職場に勤めていたのですが、そこで知り合った幾人もの個性的な人達のうちの一人が、福田さんです。彼はそれ以来の友人であり、プロの音楽家、優れたベーシストです。昔はその風貌がキリストに似ていました。あの音楽は何度も変更を重ねて、やっと辿りついたものなので、非常に愛着があります。
――勅使河原さんの作品には、安心するような、人肌を感じさせる雰囲気と、どこか不気味な不安を誘うような雰囲気とが同居しているように思われました。雰囲気づくりで特にこころがけていらっしゃることなどはありますか?
日頃の過ごし方でしょうか。雰囲気自体は、意図しない要素も大きく絡んでいると思いますので。課題としては、どの程度伝えられているか、また自分が良いと思えるものか、といったことがあります。
――Webデザインを始められたきっかけをお聞かせください。
きっかけはサイト運営のアルバイトになります。
――いままで関わったなかで印象深いプロジェクトは特にありますか?
六本木ヒルズの中に、アリーナという施設があります。そこでは昔、ものすごいペースで世界中から色々なアーティストを呼んではパフォーマンスを披露しておりました。それらを紹介する為のWebサイト制作が印象的、広く勉強になりました。また、アートイベント企画等を手掛けるラップネットの方々からも、いくつものことを教わることができました。
――カンヌ広告祭で受賞されましたが、そこからどのようなことを感じられましたか?
どの賞も大変光栄なものでしたが、それと同時に多大なるプレッシャーもいただきました。
――これからの活動予定などを教えていただけますか?
ゆっくりと、気持ちはギリギリで、制作に取り組んでいきます。
――最後に推薦してくださった皆さまへひとこといただけますでしょうか?
この度はありがとうございました。
今後も皆さまが愉しんでいただける作品をつくれるように、頑張っていきます。
勅使河原 一雅 (てしがわら かずまさ)
1977年東京、池袋生まれ。97年よりWeb制作に携わりはじめる。現在はフリーランスのWebデザイナーとして、qubibi(クビビ)を屋号として活動中。One Show Interactive、D&AD Awards、Cannes Lionsにて受賞。